寺島尚正 今日の絵日記
2018年6月18日 一気一言(いっきいちいう)
サッカーワールドカップロシア大会が始まった。
今回が21回目となるワールドカップロシア大会には、
日本や最多の優勝回数を誇るブラジル、
前回大会優勝のドイツなど32チームが出場し、
モスクワやサンクトペテルブルクなど
ロシア国内11の都市の12の会場で
およそ1か月間にわたり行われる。
出場チームは、はじめに4チームずつAからHまでの
8つのグループに分かれて1次リーグを戦い、
各グループの2位までが決勝トーナメントに進出。
決勝は7月15日(日本時間16日)にモスクワで行われる。
日本は、1998年のフランス大会以来、6大会連続の出場。
大会2か月前の監督交代という衝撃を乗り越え、
2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指す。
その日本、5月の世界ランキングで60位。
1次リーグのグループHで、
19日の初戦で世界16位のコロンビア、
日本時間25日の第2戦で世界28位のセネガル、
28日の第3戦で世界10位のポーランドと対戦。
いずれもランキング上位の相手との対戦が待ち構えている
代表は、大会中、モスクワから700キロ余り東に離れた
カザニにあるトレーニングセンターを拠点に練習を行っている。
17日までカザニで調整したあと、
コロンビア戦が行われるモスクワ南東のサランスクへ移動し、
19日の試合に備える。
1次リーグ突破の鍵は、やはり初戦。
初戦の重要性は過去の戦いを振り返ると見えて来る。
日本が出場した過去5大会のうち、
初戦で勝ち点を取った2002年日韓大会で
ベルギー戦、2対2の引き分けで勝ち点1獲得した時と、
2010年南アフリカ大会でのカメルーン戦、
1対0で勝利し勝ち点3獲得した際に、
日本はいずれも1次リーグを突破し決勝トーナメントに進んいる。
前回2014年のブラジル大会で、
日本は初戦でコートジボワールと対戦し、
先制しながらも、1対2で逆転負け。
その後、勢いにのれないまま1次リーグで敗退した。
大切な初戦は、前回ブラジル大会でベスト8まで進んだコロンビア。
日本がコロンビアと対戦するのは前回大会の1次リーグ第3戦以来。
この試合、日本はコロンビアに勝てば1次リーグ突破の可能性もあった。
日本は先制されたものの、前半終了間際に同点に追いついた。
しかし、コロンビアは後半から当時22歳の司令塔
ハメス・ロドリゲスを投入。
このロドリゲスが攻撃の起点となって、後半だけで3失点。
1対4と大敗した。
チームをベスト8まで導いたロドリゲスは、
ブラジル大会の得点王にもなり、世界のスーパースターに上り詰めた。
そのロドリゲスをどう抑えるか。
西野監督はコロンビアにも弱点はある、と言う。
ロドリゲスといった相手の長所を消すことばかりに集中しすぎず、
チームが一つになって相手の弱点を突くことができれば、
勝機はあると考えている。
日本の第2戦セネガルにはマネ。
第3戦ポーランドにはロベルト・レバンドフスキという
強力なストライカーがいる。
チームとして相手の長所をどう抑え込んで、
かつ弱点を突いていくか、に期待したい。
近所の居酒屋に、新しいポスターが貼られていた。
「店内放映します。2018 FIFA World Cup」
一人で観るか、家族で観るか
それとも、仲間と外で観るか・・。
暫くは、サッカーの話題が挨拶代わりになりそうだ。