寺島尚正 今日の絵日記
2018年3月26日 淡い時
25日日曜、八王子・自宅近くのソメイヨシノは
3分咲き。
ぽっかり口をあけながら、桜を見上げていた
バックの青空に、白い物が見える。
雲ではない。
それは月だった。
上弦の月。
夜は黄色に見える月が
昼間のそれは白。
何故なのか・・。
調べてみると
白い光は「光の三原色」
赤、緑、青によって構成されている。
赤、緑、青の光が混ざると白い光になる。
夜の月は、大気層によって青い波長が散乱してしまい、
白い光から青が抜けて、黄色っぽく見える。
赤、緑の光が混ざると黄色い光になる。
波長の長い赤や黄色の光は月を見ないと見えない。
昼間の月は、同じように青が散乱して抜けてしまうのだが、
同時に別の方向から差し込んでくる太陽光の、
その光の散乱によって生じた青が、黄色い月と重なって、
結局月は白く見えるという。
これは遠くの山が青く見えるのと同じ原理だという。
ううむ、わかったようで・・。
いずれにしても、白い月も素敵だと感じる。