浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2015年10月13日 稲荷山コース

10日土曜、約1か月ぶりに高尾山に登った。
前夜コンビニで握り飯と飲み物1リットルを買い準備。
京王線高尾山口に着いたのは6時20分過ぎ。
それでも50人くらいが降車する。
人生の先輩が半数近い。皆元気だ。
天候は曇り。今回は「稲荷山コース」を選んだ。
川のせせらぎ音は初めだけで、その後は尾根を歩く3.1キロ。
野鳥の囀りだけがBGMだ。
登り始めは階段。それも段差が大きい。
このところの運動不足が祟って、前半は息絶え絶え。
今回も、1キロの道標に「まだ1キロ!?」軽い眩暈を覚えた。
しかし、後半は2キロ減量が功を奏し、ペースを掴み頂上まで無休。

稲荷山コースのラストは200段を越える階段。
今回は呼吸にリズムを持たせ、1段1段慎重に進んだ。
コツは、頂上を見ずに、次の段に足をかけていくこと。
力士がよく言う「1番1番」と一緒だ。

そして急に視界が開け、頂上になった。

前々回から頂上での楽しみが増えた。
地域猫が寄ってくるのである。
水を飲み、汗をたっぷり含んだシャツを替え
そののち、握り飯を頬張った。
どんなに冷えたご飯でも、頂上では御馳走だ。
彼方にはまだ雪のない富士山が見える。

背後すぐ近くから「にゃあ?」声がした。
白とグレーが混じった猫が、私が背にした2メートルある石垣の上に来た。
以前もあった子猫のようだ。
この1か月で体が大きくなっていた。
海苔の付いた20粒位のご飯を掌に乗せて差し出す。
すぐさま匂いを嗅ぎ「ペロリ」、器用に口に収めた。
前回は食べ方がまだ下手で、掌を少し齧ったけれど
今回は上手に食べている。コツを覚えたようだ。
3度掌にご飯を乗せて食べさせた。
満足したのか、「ニャア」一声鳴いて何処かに行った。

600メートル足らずの頂上の風は冷たくなっていた。
木々の葉も少しずつ、色を変えていく。

富士山で11日日曜、初冠雪が観測された。
富士山の初冠雪は去年より5日早く、平年より11日遅いという。
今年も木枯らしの季節が近づいてきた。

稲荷山コース
稲荷山コース

頂上の秋
頂上の秋

紅葉の兆し
紅葉の兆し

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