寺島尚正 今日の絵日記
2015年9月24日 今年は早いぞよい香り
シルバーウィーク初日の土曜。
八王子の自然公園を散策。
夏と秋とが交差していた。
蝉はまだ元気。
ツクツクホウシとミンミンゼミが頑張っていた。
「ああ、まだ夏がここにいる」
安堵の気持ちの一方で
金木犀の優しい香りに気付く。
例年よりかなり早い気がする。
アザミも紫色の蕾を膨らませている。
秋も急ぎ足で近づいていた。
シルバーウィーク2日目、晴天の日曜。
いつもの旧芝離宮恩賜庭園。
蝉は都心でも鳴いていた。
アブラゼミ、ツクツクホウシの声が弱弱しくも耳に届く。
シオカラトンボは湖面を忙しそうに飛んでいる。
湖面にさざ波を立てる風には、夏の熱気はなく、秋の匂いが。
先週は咲きはじめだった彼岸花の赤みは頂点に。
萩の花が数を5倍に増やしていた。
ここでも秋が。
夜7時に夜空を見上げた。
そこには、明日上弦を迎える月がくっきり。
暑さ寒さも彼岸まで。
いよいよ秋である。