寺島尚正 今日の絵日記
2015年2月23日 先頭集団白バイには女性が。
2月22日、猫の日に「東京マラソン2015」が行われた。
文化放送のある浜松町近くもコースになっており、
増上寺前の沿道へどんな光景なのか行ってみた。
雨上がりの朝、
品川で折り返した先頭集団がちょうどやってきた。
時刻掲示車のボードスタートからの時を映し出している。
集団からは東京タワーや虎ノ門ヒルズが左手に見える。
先導の白バイは女性。そして選手たち。
あっという間に通り過ぎて行った。
皆、クールに時を刻んでいた。
それにしても、駅伝然り、なぜもこう沿道に声援を送る人が多いのか。
改めて、その理由を体験した気がする。
テレビでは伝えきれない興奮や感動がそこにあるのだ。
最愛の人や仲間の応援目的の人は多い。
しかし、知り合いはいなくとも、
直向きにゴールを目指す姿と同じ空気を共有すると
エネルギーが内から湧いてくる。
観戦者の大部分は、ランナーが来ると「がんばれー!」
ありったけの力で声をかける。
誰だかわからなくともそれは重要ではない。
ランナーは面識のない人からの声援で元気を貰う。
沿道の人達は、応援することでランナーと同化する。
自分の声がランナーを元気にしている。
それを感じると、次のランナーの声援にはもっと力がこもる。
弱気になりかけていたランナーは無償の声援によって奮闘する。
「自分は1人じゃない」
応援する人がいる、応援してくれる人がいる。
お互いに充実していくのだ。
ゴールに向かってひたすら走る。
36000人の選手、それを支えた関係者。
そして、声援を送った多くの人達。
お疲れ様でした。