寺島尚正 今日の絵日記
2014年12月8日 氷点下
久しぶりに高尾山に登った。
師走に入り、年越しの準備をそろそろ始める時期。
もう訪れる人も少ないだろう・・・という推測が見事に外れた。
氷点下6時の電車は、登る気満々、60?70の男女で一杯。
健康維持目的なのだろうが、顔の皺に気付かなければ
20?30代の出で立ちだ。
8時過ぎには頂上に着き、白い雪を被った富士山を見たあと
薬王院でゆっくりしていた。
朝日が登り、温かくなってきた10時頃、
天狗の像の前で、山伏姿の僧侶がマイクを持ち
説教をし始めた。その場にいた人は10人位。
高尾山薬王院の由来から、仏の話。
四苦八苦の意味など、大変参考になった。
話始めて約10分後、遠くからホラ貝の音。
それを合図に、話していた僧侶はうまく話をまとめ
「ではこれより6人の僧侶が、皆様にカードをお配りします。
それは、当寺の天狗様の落し文です。
皆様が生活していくうえで、参考になるメッセージが記されています
どうぞ、今後の参考にしてください。6人それぞれ違いますから
お集め下さい」
6人の僧侶が読経したのち、カードを配り始めた。
参拝客は50人を超えていた。
前座を務めたお坊さん、お見事!
6枚頂いたカードの1枚を紹介する。
誰かのお役にたっている
と実感する日々を送れ
たらいいね
麓は黄色い銀杏が落葉を
高尾の山は、赤い紅葉が宙を舞っていた
今年もあとわずかである。