寺島尚正 今日の絵日記
2013年10月14日 高尾山
半年ぶりに「高尾山」に登った。
東京スカイツリーにも及ばない、599.03メートルの山。
しかし、私にとっては、修行の場である。
朝、6時にふもとへ到着。
その日の気分で幾つもあるルートを選び、登り始める。
40越えてから高尾山の魅力が分かった。
先ず、手軽な近さ。
自宅から30分で到着できる。
次に、短時間(約1時間)で達成感が味わえる。
また、それなりに辛い。
休まず登ると、頂上に着く際、
汗びっしょり!息はハアハア。
正直、もう来たくないと感じる位疲れる。
途中の気持ちは決まってこうだ。
登り始めて息が弾んでくる頃、嫌なこと、憤りが頭に浮かぶ。
続いては、頭が空っぽになり、
後に、自然の中で、どれだけ自分がちっぽけな存在かを悟る。
歩きながら水を1リットル近く飲む。
同時に汗が止めどもなく流れる。
デトックス・・・この言葉を聞いて久しい。
まさに高尾登山は、わたしの汚れを廃棄する、
自分と向き合う行いなのだ。
山を下りながらこう思う。
しばらくは、来なくていいかな・・・。
まだまだダメだ。