寺島尚正 今日の絵日記
2013年6月3日 かわらないもの
平年より10日早く関東が梅雨入りしたと思ったら連日の晴天。
今は嬉しい誤算気分だ。
裏山(自然公園)に行くと、野鳥が元気に自慢ののどを披露してくれる。
日曜、芝公園へ取材に行った。
反原発の集会。
会場から各グループに分かれ、日比谷までデモをするという。
30年前に見た行列のイメージとだいぶ違う。
グループによっては2トントラックが先導し、
荷台にスピーカーが設置されている。
男性DJがいて、音楽のコントロールやシュプレヒコールを導く。
別のグループには、打楽器隊がいて、リオのカーニバルの風情。
勿論、昔ながらのシンプルな隊列も。
どの世界でも、時は流れているのだ。
時が経っても変わらないものもある。
それは、誰だって幸せを望んでいるということ。
宮澤賢治は「幸せ」についてこういっている。
「誰だって、ほんとうにいいことをしたらいちばん幸せなんだねえ」
あの人の幸せのために、私は何ができるのだろう・・・・。
強めの陽射しが降り注いでいた。