つい1週間前には、黄色に姿を変えた銀杏の葉が 幹に1枚もない。 裸になった木が、街道沿い、寒そうに立っている。 道路に落ちた葉が、強めの風に「カサカサ」と 乾いた音を立て、舞い上がる。 冬が訪れたのを実感する時。 一方、近くの自然公園内にあるカエデは今が見頃。 黄色、赤、散歩者の足を止めさせる。 こちらは多くの木々に風から守られ、 ゆっくりと姿を変えていく。 2012年もあと約3週間。 来年は今年より良い年になって欲しい、 と願いながら、風をやりすごした。
彩り
孤高