寺島尚正 今日の絵日記
2012年9月24日 久しぶり!
日曜は、2つの全身全霊を味わった。
1つめは、午後2時、池袋サンシャイン噴水広場。
19日に新曲「最後と決めた女(ひと)だから」を発売した氷川きよしさんの新曲発表会
ステージレベルから4階バルコニーまでお客さんがびっしり。
その中、黒のタキシードで約30分、アンコールまで熱唱。
最後まで声を出し切った。
「きよともさん」と呼ばれる、ファンのやりとりも優しい。
譲り合いの精神がそこここに窺える。
ステージの氷川さんが自分の近くに来ると、
少しだけ自分が味わって、すぐ後ろの人と交代。
1人でも多くのきよともさんが氷川さんと近づけてハッピーなのだ。
世の中に無くなりつつある気持ちが、ここにはあった。
2つめは、大相撲。
大関・日馬富士が2場所連続全勝優勝。
千秋楽打ち止めの一番。
1敗で追う横綱・白鵬との一戦。
日馬富士が負ければ、決定戦。
日馬富士が2分近い大熱戦の末、白鵬を下手投げで破った。
内閣総理大臣賞のカップを自ら手渡した野田総理も言っていたが
「鳥肌が立つ」一番だった。これで横綱はほぼ確実。
横綱は神様だから、横綱に強さ以外の魅力もいろいろ求められる。
闘志を前面に押し出す日馬富士はガツガツしているように見えるとも言われるが
全身全霊を忘れず、私達に感動を与えて欲しい。