寺島尚正 今日の絵日記
2012年7月16日 私の元気・・自然からのお返し
気象庁は、11日から14日に九州北部で降り続いた大雨に、
「平成24年7月九州北部豪雨」と命名した。
命名に当たって基準がある。
1000棟以上の損壊や1万棟以上の浸水など、
被害が顕著な豪雨に命名するという。
昨年は地震。今年は大雨。
これまで日本を鎮めてきた八百万の神々がいるとするならば、
改めて深く頭を垂れ、手を合わせたい。
と同時に、復旧・復興に向けて出来ることはすすんで行いたい。
人類英知の限界を感じたとき
神の存在を信じたくなる。
その神を祀ってある、立ち入り禁止、神聖な滝に登り逮捕された輩がいる。
和歌山県那智勝浦町の世界文化遺産「那智の滝」(高さ約133メートル)で、
ロッククライミングをしていたとして、軽犯罪法違反容疑で、
日本を代表するアルパインクライマーの1人(32才)らが逮捕された。
「那智の滝」は熊野那智大社の別宮「飛瀧神社」の御神体とされ、
周辺は立ち入りが禁止されている。
「入ってはいけないことは知っていたが、日本一の滝に登りたかった」と容疑を認めているという。
人の迷惑顧みず、自分のやりたいことを優先させてしまう。
あまりにも幼稚すぎて悲しくなった。
ルールを守れない大人を子供達はどんな気持ちで見ているのだろう。
大社の宮司は「御神体を登るとは言語道断。昨日は例大祭『那智の火祭り』があり多くの人が拝んだばかりなのに、大変残念だ」と話した。
日本が色々なところで壊れている・・・・・。
「皆のために!」という心は何処に行ってしまったのか?
青空を見ながら深呼吸をした。