寺島尚正 今日の絵日記
2012年2月6日 冬の芸術
今年も暦の上では春を迎えた。
2月4日、立春。
立春は、冬至と春分の間。
冬と春の分かれる節目の日である「節分」の翌日で
「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日だ。
正月後、寒中見舞いという手紙言葉が使われていたが
「寒中」からは卒業。
では、寒中の後の挨拶はどうすればいいのか・・・。
立春以降、2月中は「余寒見舞い」を使うのだ。
ではその次の「見舞い」の手紙は・・・。
次の見舞いは、暑中見舞い・残暑見舞いまで「見舞い」という言葉は使わないようだ。
3月過ぎてからは、季節の挨拶にするのが良い。
「早春・春分・浅春・雪どけ⇒の候・のみぎり
ようやく春めいてまいりました」や
「日ごとに暖かさが増してまいりました」
など季節の挨拶をいれ、送るのがいい。
改めて、日本語には思いやりの表現が沢山あると感心する。
立春以降初めて吹く南よりの強風(秒速8メートル以上)を春一番と呼ぶ。
例年だと2月の下旬に吹くのだが
今年は寒さが厳しい。
何時吹くのだろう。
早く手袋から脱却したいものである。