浜美枝のよい食と共に
2011年10月16日「里山かあちゃん工房」
ご紹介するのは、JA女性部の有志によって運営されている、
食べ物づくりの工房のお話です。
地元の郷土料理を商品化して、人気を呼んでいるそうです。
「新潟県・長岡市」「里山かあちゃん工房」の土田和美さんにお話を伺いました。
◎ はじめに、「里山かあちゃん工房」に関して教えて下さい。
工房は、JA越後ながおか女性会の有志14人で運営するグループです。
元々、みそ造りと季節の野菜の漬物づくりを行っていました。
「伝統の長岡野菜を未来に残し伝えたい!」と設立しました。
◎ 工房で作った人気の商品があるそうですね!
「ズイキの甘酢漬け」。
販売を始め、4年目になる看板商品です。
◎ そちらのズイキは他の地域とちょっと違うそうですが・・・。
ズイキと言うと、通常はサトイモの茎の部分を指すが
長岡ではヤツガシラの茎のことを指します。
郷土料理で、砂糖と酢を使って漬けこんだ甘酢漬けです。
◎ 販売し始めたきっかけを教えて下さい。
昔から食べていたものだったが、ズイキの調理には手間がかかり、
若い人は作り方を知らない人が多い。
このままでは、食文化が廃れてしまうと思い、女性部で販売する事にしました。
販売するにあたって、防腐剤や保存料を使用せずに、
材料は、ズイキ、酢、砂糖のみ!材料はとてもシンプル。
シンプルな分、ごまかしがきかない!
◎ 評判はいかがですか?
中央青果市場に卸していて、評判は上々です。
自分たちが育てたものを使用しています。
収穫&製造時期は7?8月一杯。
今年は800kgほどのズイキを加工し、出荷しました。
甘酢漬けは、冷蔵保存されお正月頃まで販売されます。
◎ おしまいに、土田さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
自分たちが作った地元のものを食べる事、地産地消。
「新潟県・長岡市」「里山かあちゃん工房」の土田和美さんにお話しをお伺いしました。