寺島尚正 今日の絵日記
2011年9月12日 心落ち着く場所
3月11日東日本大震災半年。
被災地はまだ瓦礫が処理されていないところも
たくさんある。
1日も早い復興のお手伝いが出来ればと思う。
今月に新内閣が誕生したと思ったら
早くも大臣が辞任だという。
何だか悲しくなってくる。
問題を起こした本人と
ちょっとのことも聞き逃さない周り。
庇うつもりは無いが
大臣の行動力を見てからという
猶予はなかったのか。
どうも世の中ギスギスしている。
いつになったら
私達の安心と希望は満たされるのだろう・
全てにおいて不安だ。
気分転換に、近所を散策した。
歩いて10分かからないところに
神社があったことを思い出したのだ。
御嶽(みたけ)神社
小高い丘に鎮座している。
境内に入ってみると、緑がなんともきれいな場所
脇には能舞台も。
御嶽神社は、天文二年(1533)大石遠江守が建立し、
滝山城の鎮守(丹木町御嶽神社)三十八体のうち一体を
まつったものといわれる。
578年前、人々の心はどうだったのだろう。
手を合わせ、少し落ち着いた。
お参りをした帰り道
農家の無人販売所でナスを買った。
立派なナスが5つ入って100円。
どう料理しようか考え歩いていると
それまで眉間に皺が寄っていた顔に
笑みが戻った。
そして綺麗な空に目が向かう。
「必要なのは、健康な肉体と澄んだ心」そう感じた。
晩にナスの照り焼きを作った。
口の中に幸せが広がった。