浜美枝のよい食と共に
2011年7月24日「大長ナス」
「大長ナス」ってご存知ですか?
その名前の通り、普通のナスよりも大きなナスなのだそうです。
熊本県の特産物のひとつだということです。
「熊本県熊本市」「JA鹿本(かもと)」「大長(おおなが)ナス部会」の
井村正裕(まさひろ)さんにお話を伺いました。
◎ はじめに、大長ナスの特徴を教えて下さい。
通常のナスは、20cm程度だが、このナスは平均でも40cm。
大きなものだと80cm近いものになります。
当初は、スイカの後作としてはじめられたが、現在は秋口から翌年の夏まで出荷し、
ほぼ1年を通じて出荷しています。
◎ 大きなサイズですね。大きく育てるための秘訣は?
露地栽培ではなく、ハウス栽培しています。
ハウス栽培のため、温度管理などをしてスムーズに成長させる事ができます。
1日で5cm成長する事もあるんですよ。
◎ 味の特徴を教えて下さい。
通常のナスよりも、赤みがかっています。
外側は少し固いが、実の部分は柔らかくジューシーで甘い。
あくやえぐみが少ないのが特徴です。
◎ これまでのご苦労は?
栽培をはじめたのは、今から30年前の事。見た目にインパクトがあるため、
大ぶりな味なのでは?と、敬遠されました。そのため、当初は売上げも少なかったんです。
ただし、1度食べた人には、また買ってもらえます。それぐらい甘くておいしいんです。
◎ 井村さんおすすめの食べ方を教えて下さい。
井村さんおすすめの食べ方は、焼きナス!
焼いた後に、めんつゆにおろししょうがを入れて掛けて食べる。
食欲がない、夏場でもペロッと食べられます!
◎ おしまいに、井村さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
元気に活動するためには、健康な体が一番。一食一食大切にして、食事をする事です。