浜美枝のよい食と共に
2011年2月27日 しもつかれ
郷土料理には、その土地の雰囲気、歴史、伝統などがよく出ているものです。
今日はJAの直売所で栃木県に伝わる郷土料理の「お総菜」が販売されているというお話しです。
「栃木県・塩谷郡(しおやぐん)」「高根沢町(たかねざわまち)」
にあります「うまい屋」の田村悦子さんにお話を伺います。
◎ はじめに高根沢町に関して教えて下さい。
栃木県のほぼ中央に位置し、緑豊かな土地で水田地帯が広がっており、
特産品はイチゴやお米です。
◎ うまい屋は、JAの女性組合員で運営しているそうですが、
どのようなことをされているのか教えて下さい。
町内にある「JAしおのや」の農産物直売所の一角で「うまい屋」の名前で地元の
食材を使ってお惣菜を販売しています。
地元の郷土料理を残していこう!と、JAの女性組合員、6人で運営しています。
◎ そちらでは、いまの時期の名物料理があるそうですね!
栃木県の郷土料理「しもつかれ」
店では、年末?3月頃まで提供する名物料理です。
地元では2月の初午の日に、正月用の塩ザケの頭と節分にまいた豆の残りを使って
作り、わら筒に入れ、赤飯とともに、神様にお供えします。
うまい屋では、鬼おろしで大根とニンジンをおろして鍋に入れ、そこにサケの頭、
大豆、油揚げを加えます。最後に酒かすを足し、さらに煮ていきます。
◎ お客さんの評判は、いかがでしょうか?
宇都宮辺りからのお客さんも多く、一度買ったお客さんは、
「懐かしい味」「美味しかった!」などと言ってリピーターになってくれます。
◎ 今後も新たな展開を考えているそうですが・・・
今現在は、お惣菜しか作っていないので、地元のお米を使ったおにぎりやお弁当
を作ろう!と準備を進めています。春おすすめは、ふきのとうの天ぷら&ふき味噌です。
◎ おしまいに、田村さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
野菜中心で、バランスが取れた食事をする事です。