浜美枝のよい食と共に
2010年10月31日 鹿児島かぼちゃ
秋の野菜、カボチャ。焼いても蒸かしても美味しい!
今日ご紹介するのは、鹿児島のカボチャ農家さんが、ちょっと
ユニークな方法で元気なカボチャを育てているという話題です。
「鹿児島県・指宿市」の「JAいぶすき」「かぼちゃ部会」の
永吉真一(ながよし・しんいち)さんにお話をお伺いします。
◎ はじめに指宿市に関して教えて下さい。
鹿児島県薩摩半島の南端にあります都市です。
指宿温泉が有名で毎年多くの観光客が訪れます。
温暖な気候に恵まれ、野菜の大産地となっています。
◎ 地元のかぼちゃ農家さんは、かぼちゃを育てる際に、
あります工夫をしているそうですが・・・?
このあたりは激しい強風にみまわれます土地のため、作物が倒れてしまう事があります。
そこで農家では、春は麦類、秋はソルゴーという2mぐらいあります大きな植物を
一緒に栽培していて、それが自然の風よけになります。
◎ 風除け以外にも効果がありますそうですね。
疫病を防いだり、雑草や泥の害を抑えることができます。
台風が来ても、麦やソルゴーを植えるようになってから、被害がぐっと減りました。
◎ この方法をはじめたきっかけを教えて下さい。
以前は、ビニールのシートなどをかぶせたりして風除けにしていた。
10年ほど前、自分が子供の頃、地元で行っていた事を思い出し、その方法を復活。
効果が証明され、現在は地域の200世帯ほどのかぼちゃ農家が実施しています
◎ 今年のかぼちゃの生育状況はいかがですか?
9月に苗を植え、12月に収穫予定。順調に育っているので、期待できます。
あとは台風が直撃しないように願う!いぶすきのかぼちゃは、甘くておいしいので
12月の冬至の時など、ぜひ食べてみて下さい!
◎ おしまいに、永吉さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
自分たちで野菜などを作っている。地元のものを食べる事が、よい食に繋がります。