寺島尚正 今日の絵日記
2010年11月29日 雪を抱く
週末河口湖に行った。
2週間前にも訪れた。
その際、例年より富士山の冠雪が少なく、練乳をけちられたかき氷の様に寂しかったのだ。そして・・・
今回は、しっかり晩秋の霊峰の存在感。
宿に着き、目の前に広がる河口湖を眺めていると、
突如花火が始まった。
空気が冷たい中の光。
湖面に鏡の如く大輪が映り、倍の明るさに。
クリスマスイルミネーションとはまた趣が違う。
花火は夏!という固定観念を打ち砕いた美は、感動に寒さを忘れた。
偶然プレゼントをもらった気分。
翌日、快晴のなか再び大きな日本一をしっかり焼き付けた。富士山はやっぱり美しい!そう思う。