浜美枝のよい食と共に
2010年9月26日 「田んぼアート」
みなさんは、「田んぼアート」をご存知でしょうか?
田んぼを巨大なキャンパスに見立て、そこに種類の異なる苗を植えて
「田んぼに模様を出現させる」独特なアートです。
その絵は、見る人たちを楽しませてくれます。
その田んぼアートで話題を呼んでいる「兵庫県姫路市」「JA兵庫西」の
加藤久明(ひさあき)さんにお話しをお伺いします。
◎ JA兵庫西では、田んぼアートが新たな名物になっているそうですね。
田んぼアートは、今から3年前にスタートしました。
はじめたきっかけは、2009年度から姫路城が平成の大修理に入り、
姫路に観光客が来ても、見られなくなってしまう。
新たな観光スポットを作りたいという事ではじまりました。
◎ 田んぼアートですが、どのように模様を描くのですか?
8種類の稲を使い、色の違いを出します。古代米などは、紫色の稲をしています。
大きさは180m×90m6ヘクタールを使用します。
今年のテーマは「兜と姫路城」です。
◎ 何を描くかは、どのように決めているのでしょうか?
新聞を通じて公募します。
今年もたくさんの応募があり、地元の高校生のアイディアが採用されました。
イラストが決定すると、地元の大学教授の協力のもと作成図面を作り、苗を植えます。
◎ 一番苦労する事は、何でしょうか?
稲の種類が複数あるため、一度に田植えができない。
見頃の時期を合わせるため、それを逆算して、田植えをしなければいけない事です。
◎ 田んぼアートは、今まさに見頃を迎えているそうですね!
6月中頃に、小学生や地元の人、JA職員800人で田植えをし、10月16日
に稲刈りを予定です。それまで、見る事ができます!
◎ おしまいに、加藤さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
食べ物に感謝して、新鮮な野菜を食べる事です。