浜美枝のよい食と共に
2010年4月18日 農ライフ創生センター
いま、全国で問題になっている耕作に使われていない農地。「耕作放棄地」と言います。
そんななか、愛知県・豊田市では、自治体とJAが一般向けの講習会を行い、
すでに就農をした人もいるそうです。一体、どのような活動なのでしょうか?
今日は「愛知県豊田市」「農ライフ 創生センター」職員の赤川巧さんにお話を
お伺いします。
◎豊田市と言えば、自動車産業が盛んなイメージがありますが・・・
元々は農村地域で、中山間地を含む農地が1万ヘクタールもあります。
しかし最近では、農業が続けられないという高齢者がいるため耕作放棄地として
何もやらない土地があります。一方で、新しく農業をやろうと思っても農地がありません。
◎農ライフ創生センターの取り組みを教えて下さい。
まず、「農ライフ創生センター」は豊田市の施設です。
講習会は市とJAが7年前にはじめた取り組みで、1年&2年コースがあり、
週1回、実施。作物別、または少量多品目を作り、直売所出荷を目指します。
講師はJAや普及所の職員。赤川さんもJAの職員。現在出向でセンターに来ています。
◎1年コースと2年コースの違いを教えて下さい。
1年では、基礎的な事を学び、2年目には1人200平米の土地を振り分け、
自力で野菜を栽培してもらいます。
指導員や講師が、野菜作りに関してアドバイス。カリキュラムは3月?翌年の2月
まで。区切り良く4月からはじまらないのは、4月の定植に向け3月にハウス内で
種の管理などを学習するためです。
◎何人ぐらいの方が、参加しているのでしょうか?
今年も1年コース14名、2年コース49名が参加。年齢は65歳まで。
夫婦で参加する人もいます。
◎カリキュラムを終えた方の就農率も高いそうですね!
80%以上の就農率を誇る。兼業農家になる人もいれば、直売所に野菜を出荷する
人もいます。農作業は365日の仕事、重労働だと驚く人も・・・
ただしみんなやる気があり、質問なども盛んに出て積極的です。
◎おしまいに、「よい食」とは何かを教えてください。
豊田市は、果樹栽培も盛ん。地元の果物を食べることです。