寺島尚正 今日の絵日記
2010年3月23日 あとは○○を待つだけ
22日に東京の桜開花宣言があった。
平年より6日早く、去年より1日遅いという。
毎年思うことがある。
去年の開花日、どんな状況だったか、全く覚えていないのだ。
近頃、余程のことがない限り、ほぼ全てのイベントが忘却の彼方だ。
去年の誕生日には何をしていたのか。
クリスマスイブは?
エイプリルフールには、嘘をついたか。
映画、明日の記憶状態だ。博士の愛した数式ほどではないのだが。
もっと刺激的な日なら忘れないのだろうか。
しかし、いやなことが起きた記憶は遠慮したい。
出来るなら、歓喜の記憶ばかりにしたい。
いや、待てよ!
そうなると、これまでの喜びが平凡になり、喜びボケになるのだろうか。
こんなことを考える私こそがボケボケの気がしてきた。
いずれにしても、桜の季節である。