寺島尚正 今日の絵日記
2009年8月31日 蜂の巣
世の中がこれまでと違った動きを見せている。政界は第45回衆議院選挙。ご存じのような結果となり、2009年が政治転換の年と歴史に刻まれることとなった。有権者の現状に対して強い失望感が今回の選択をしたと考える。政権交代で何が変わるのか、注目したい。
自然界は台風11号が、日本のすぐ近くで発生し私たちを驚かせた。台風といえば、フィリピン沖で生まれ大陸の方へ向かい右に急カーブして日本に上陸または通過するケースが殆どだった。それが近頃はゲリラのように近海で生まれ、時間を置かず接近する。
世の中、何が起きるかわからない。
我が家でも事件が起きた。中2の息子が蜂に刺されたのだ。家の裏にある物置へ荷物を取りに行った際、足長蜂の巣を刺激したらしい。直接ではなく蜘蛛の巣を払った後、蜂が5匹顔を目掛けて襲ってきたという。どうやら蜘蛛の巣が蜂の巣に繋がっていたようだ。これを自然界の連立というのだろうか。慌てて手で蜂を払った息子。すると中の1匹が右頬を刺した。生憎家族は留守。パニックに陥った豚児は、隣家にSOS。隣家のご夫婦は大事をとって病院へ送ってくださった。早めの処置がよく殆ど腫れなかった。隣家に感謝すると共に大事とならずほっとした。連絡を受け早速巣の駆除に動いた。高さ2メートル、直径10センチ程のライトグレーな巣窟が庇にあった。近頃は5メートルくらい離れていても効果十分の殺虫剤がある。帽子を被り、タオルで覆面をした。長袖長ズボン。手袋が厚手のゴム製。狙いを定め、一気に「シュー!!」というより「ゴー!!」噴射した。ポトポトと強そうな足長蜂が落ちていく。23匹を駆除。ともに幼虫も雨だれの如く垂れていく。用心しながら1メートルの棒で巣を落とした。「蜂の巣を低いところに作った年は台風が来る」と聞いたことがある。2メートルが高いのか低いのか・・・。少なくとも風雨は避けられる所だった。これ以上災害のないことを祈りたい。