浜美枝のよい食と共に
2009年5月3日 コープネット 飼料用米 生産流通協議会 副会長 永井伸二郎さん
「飼料用米」のお米というのは、家畜の飼料用に作られたお米のこと。これまで栽培コストの高いお米を飼料にすることは考えられなかったが、単位収穫量が多く栽培コストの安い品種が開発されるなど注目を集めている。とはいっても、まだまだとうもろこしなどに比べれば単価が高いのが現状です。
取り組みをはじめたきっかけは、日本の米づくりをささえたい!という思いからはじまりました。減反が進められ、多くの水田が大豆・小麦などへの転作や休耕田の対象となっている。飼料にするお米をつくることで、水田を有効に活用し、守っていくことができる。
肉の名前は「みのりぶた」。飼料の10%に飼料米を配合している。お米を使うことによって、脂の溶ける温度が低く、旨味が強くなるといわれています。生協コープの組合員に向けて販売中です。
飼料米は、岩手県のJA花巻、JA全農岩手県本部など7団体の協力によって、栽培されています。飼料米作りは長野、千葉、茨城、群馬でも始まっています。飼料米の生産農家は、食用と飼料用が混ざらないように収穫時期をずらすなどの注意を払って、収穫しています。栽培する際は、いかにコストを抑えるかがポイントです。今後は飼料米作りをしている千葉、茨城、群馬でも販売予定。豚肉も地産地消を目指していきたい!