浜美枝のよい食と共に
2009年4月26日 千葉県南房総市 JA安房 「種なしビワ」部会 穂積昭治部会長
南房総の安房地区は、房総半島の南端に位置し、西側には東京湾、東側と南側には太平洋と3方を海に囲まれている。温暖な気候を生かした野菜や果実、花卉などの園芸が盛んで、びわ以外にもみかんなどの果実、花卉の産地でもあります。
種なしビワとは?名前の通り、種がないビワ 名前は「希房」です。千葉県は、長崎についで全国生産量第2位で、流通するのは、全国初。大変珍しいビワです!
開発に着手したのは、今から20年以上前。千葉県農業総合研究センターが85年から研究していた。染色体数が通常のビワより多い「三倍体」と呼ばれる種を作り出し、さらに種なしブドウにも使うジベレリンなどを使って実をつけさせた。(※ジベレリン 植物ホルモンの一種 種なしブドウにも使われている)
ジベレリンをビワにつけるタイミングがとても難しく、早いと実がつかなくなり遅いと種が入ってしまう・・・形もいびつになりがちです。
現在6件の農家で栽培中で、昨年は1年目ということでおよそ4000個の出荷だったが、今年は1万個の出荷予定。今年の生育状況は、順調です!種がない分、果肉が多く食べやすい。お年寄りや子どもにも人気です!