寺島尚正 今日の絵日記
2007年12月17日 ホワイト&ブルー
クリスマスが近づいてきた。小さな子供のいる家庭では、親が頑張ってベランダや庭の木に電飾を飾っている。中には「ここテーマパーク?有料か?」と思うほど、労力と投資をしている家がある。「今年は、サンタの電飾を手に入れてさあ。値段?全部で6万円位」友人は嬉しそうに語る。一方で「自己顕示欲の固まり」「もったいない」「近所でエスカレートしてきりがない」・・・様々な批判も聞く。私は良いことだと思う。綺麗な飾りを見て嫌だと思う人はいないだろうし、疲れた気分を癒してくれるから。心配な電気代もLEDの進歩で、以前の半分位とも言う。今年人気の電飾の色は「白」。青いLEDに特殊な塗料を塗ったもの。粉雪が降っている感じで何とも良い雰囲気。
我が家も飾った。毎年同じ電飾。かれこれ5年前のものだ。LEDではない。白やシャープな色は味わえないが、懐かしい暖かさが犬の散歩で通りかかる人に好評。今年も同じ町内で70代の女性Aさんがこう褒めてくれた。「いいわよ?お宅の電飾?!!赤富士でしょ?縁起が良い!」笑顔でお礼を言ったが心は複雑だった。「Aさん、これ・・・もみの木のつもりなんですけど・・・」