浜美枝のよい食と共に
2007年11月25日 新宿区立早稲田小学校・校長 浅田学さん
早稲田小学校は、今年で107周年を迎える歴史のある学校。現在の生徒数は、543人。
学校の教育目標は「日進日新」。日々勉強し、自分を進歩させ、日々自分を新しくしていくという意味。授業では特に算数や国語に力を入れている。
お米作りをはじめたきっかけは、今年の春から取り組み始めたもの。浅田校長が、以前勤めていた多摩市の学校でも行ったことがあり、ぜひ、周囲がビルなどに囲まれた都心の学校でも、お米作りの楽しさ、農作物を作る大変さを学んで欲しいと考え始めたもの。取り組んだのは、5年生80名。
お米は、屋上を使って育てている。屋上に設けたのは、枕木などを使った4メートル×3メートルの水田。5月に田んぼの土作りを開始。6月早々に田植えを実施。NPO法人の「森とでんえん倶楽部」の協力を得て設置した。育てたお米は「コシヒカリ」。
一番苦労したのは、一から水田を作らなければいけなかったため、子どもたちと土を運んだのが大変だった。3階建ての校舎だがエレベーターがないため、子どもたちは力を合わせ屋上まで土を運んだ。大変な力作業だった。
お子さん方の反応は、田んぼの水の管理や稲の病気が発生していないか、管理は子どもたちが率先して行った。稲の生育日誌などもつけ、お米を作る大変さを学んだり、普段土いじりをする機会がないため、子どもたちの反応が、非常に良かった。
無事に10月に収穫作業を終え、今後家庭科の授業でお米を炊いて、収穫祭を行う予定。脱穀やもみすりなども、手作業で行った。