浜美枝のよい食と共に
2007年9月16日 東京都西東京市 ニイクラファーム 三代目 新倉庄次郎さん
新倉さんの家は、東京で代々、農家をされている。
明治時代から120年以上続く農家。家族経営の農園で、現在は庄次郎さんの息子さんも継ぎ、4代続いている。ハーブ50種類以上を栽培。〈常時30種類を販売〉
20年ほど前から、ハーブを栽培。作り始めたきっかけは、今から23年前に取引先のスーパー「西友」で商品開発を行っていた。その時に新商品を作って欲しいとハーブの栽培を依頼されたのがきっかけで、栽培開始。
当時は、ハーブがまだ珍しい時代で、注文がたくさんきたが、その後、バブルの崩壊とともに注文が激減してしまった。依頼もさることながら、自分自身もハーブの知識がなく、
ゼロからのスタートだった。資料や図鑑を見てこのハーブは、夏植えるのか?冬植えるのか?手探り状態だった。
銀座のフランス料理の名店「ベル・フランス」〈現在「ラ・ロシェル南青山」の取締役料理長〉石井さんとの出会い。日本で中々手に入らないハーブがニイクラファームにある事に石井さんが感動。国内初のハーブ専門書「プロのためのハーブ料理テクニック」をニイクラファームのハーブを使って執筆。この事がきっかけで、ニイクラファームのハーブが有名になった。全国各地から入るハーブの注文!
現在は、主な出荷先は、仲卸が3割、ホテルやレストランが6割。その他が1割。その他、料理人の要望に応えて、どんな注文にも応える姿勢が、口コミで広がり日本各地から注文がある。
人気の商品は、ルッコラ、イタリアンパセリ、バジルなどが人気。