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2024年2月 9日

オバケ手

こんにちは。

能登半島地震の被災地、石川県珠洲市でいまだ避難所生活を余儀なくされている男性に、お話を聞きました。

なぜ2次避難できないのか。
地元を離れるのが不安という方もいらっしゃいますが、多くは仕事の関係だそうです。
お話を聞いた男性は、仕事を失った人や事業所をたたもうか悩んでいる人の相談、またその手続きなどを業務としているため、そのような人たちを放って避難できないとおっしゃいます。
建築関係などの人も、やはり2次避難はできない状況とのこと。

そして発災から1ヵ月が経った今も、困っているのは「水」。
断水が続いているため、生活用水をどうするかが本当に喫緊の課題となっています。

あと、こうした不便な生活に「慣れてしまっている」ことも心境として複雑だとおっしゃいます。
例えば仮設トイレ。 最初はかなり抵抗があったそうですが、今では慣れてしまったと。

「『半島』とは、よく言ったものですね。まさに半分『島』なんですよ」と、その男性。
地震で道路がふさがれるとアクセスがほぼできない、すると支援の手もなかなか届かない。

一刻も早く日常が戻ることを願わずにはいられません。

さて今回も紋次郎。「オバケ手」。
歯磨きタイムなどは、必ずオバケ手になります。

紋次郎写真

投稿者 nagano : 2024年2月 9日 10:00