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2015年2月 6日

ぷすっ

こんにちは。
今年は「あれから20年」がいくつもある年なんですよね。
その1つが地下鉄サリン事件。
20年前の3月20日の朝に起きました。

当日、現場の1つとなった霞ヶ関駅に臨場した
警視庁の元鑑識課員の方に、先日お話をうかがいました。
当時は係長、つまり現場の指揮を執る役目だった方です。

乗客が降りた後の車内。 新聞紙に包まれた「何か」から
液体が漏れ出していたそうです。
水か、せいぜい農薬だろうと、近づきました。
なぜなら、事件の5日前に「アタッシュケース事件」があったからです。
ボツリヌス菌を発生させる噴霧器を仕掛けたアタッシュケースを
霞ヶ関駅に設置したものの、未遂に終わったという事件です。

そんな「仕掛け」を見ているがゆえに、新聞紙の包みを見た彼は
「まさか」と思ったわけです。
これがアタッシュケースや手の込んだ「仕掛け」なら
もっと注意したかもしれないが、まさか新聞紙の包みがサリン、
オウム真理教の仕業なんて思わなかったそうです。

サリン中毒というのは、想像を超える痛みと苦しみに襲われるそうです。
全身を金槌で砕かれるような痛み、荒縄で首を締め上げられるような苦しさ、
瞳孔が収縮する「縮瞳」で目の前が真っ暗になる現象。
地下鉄サリン事件で亡くなった方は、壮絶な痛み、苦しみの中で
亡くなっていったのだと、絞り出すような声でおっしゃいました。

このインタビューは、15日(日)の「週刊ニュースルーム」と、
来月19日(木)の「くにまるジャパン」の中でレポートする予定です。

さて今回のタビーは「ぷすっ」です。
胸毛がふわふわで気持ち良さそうなので、つい指をぷすっと刺してしまいます。
人差し指の半分くらいが埋もれますよー。

タビー写真

投稿者 joqr : 2015年2月 6日 13:35