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2010年4月23日
こんにちは。
きのう、ある意見発表会に出席する機会をいただきました。
消防職員の若手の方々が日ごろ感じていることや、
今後の消防業務で取り組んでいきたいことなどを発表する会です。
毎年行われているもので、今回は開催地である東京消防庁から2名、
関東各県の代表者9名の、合わせて11名が意見発表を行いました。
みなさん代表者ということもあり、スピーチ力はかなりのハイレベルでした。
緩急をつけたしゃべり、目線、表現力。
相当練習を重ねられたんだなと、第一声から分かりました。
もちろんスピーチ内容もハイレベルです。
11人のうち、住宅用火災警報器について取り上げた方が
3名いらっしゃいました。
『火災現場に行き、まず目に入ったのはベッドで横たわっている女の子。
顔は苦痛で歪められ、その小さな手は力いっぱい握られていた。
そしてベッドの脇にはうつぶせで倒れている父親が。
苦しさのあまりか、頭は壁の奥まで食い込んでいた』
『もし住宅用火災警報器が付いていたら、もっと早く火事に気づき、
命を落とさなかったかもしれない』
その現場マンションは以前、住警器の設置指導に行った場所だったそうです。
別の発表者の方。
山岳救助に行った先で要救助者を捜索中、
つい「疲れた」という言葉を漏らしてしまった時。
家族の方が深々と頭を下げながら見せた悲しげな表情。
『自分の言動の軽率さ、未熟さを後悔』し、
その日から勤務に対する姿勢が変わったそうです。
11名のうち2名が最優秀賞に選ばれました。
1人は、AEDや胸部圧迫などの救命処置などを学んだ子供に交付する
「こども119免許証」を提案した山梨県代表の方。
もう1人は、点字ブロックがある施設を対象に、
視覚障害者の誘導を想定した避難訓練の実施を提案した千葉県代表の方です。
2人は5月に行われる全国大会に出場します。
さて今回のタビーは「甥っ子と姪っ子と」です。
姪っ子はどこに・・・? 撮影したのが姪っ子です。
投稿者 joqr : 2010年4月23日 10:33