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2008年9月 5日

こんにちは。今週、世間では福田総理の辞任会見がトップ項目でしょうが、
私たちの中では、もっと大きな衝撃が走りました。

水曜日、Ｎさんという方が突然亡くなりました。
Ｎさんはアナウンサーを目指す人たちのためのスクールの代表を務めていた方で、
私も学生時代、本当にお世話になりました。
文化放送だけ見ても、敏記者や光裕記者、邦丸アナや鈴木じゅんじゅんアナ、
ソコトコのはしやまちゃんなど、Ｎさんにお世話になったり
３０年来の友人だったりという人は数知れず、
Ｎさんを慕う人は全国に数え切れないほど存在します。

現役で活躍しているアナウンサーも含め、今でもずっと
Ｎさんとはつながりを持ってるという人ばかりで、
それだけでもＮさんの人柄が感じられます。
私が文化放送のアナウンサー採用試験を受けたのもＮさんの言葉があったからで、
入社してからも時々会いに行ってました。

本当にこんな人格者はいないというくらいスゴイ方でした。
Ｎさんの自宅マンションには絶えずみんなが遊びに行ったり
泊まったりしていたため、
たくさんの歯ブラシが置いてあるという話も聞いたことがあります。
毎年、Ｎさんの誕生日には全国からたくさんの人が集まりました。
これほどみんなから慕われている人は、ほかには思い浮かびません。

前の晩もみんなと一緒にいつものように行きつけの店で飲んでいたそうです。
ここ数年、体調があまり芳しくなかったＮさん、なのに
必ず飲み会には顔を出していました。
次の日、職場に姿を現さないＮさん。不審に思った関係者が
自宅マンションに行き、亡くなっているのを発見しました。　病死だそうです。
体調が思わしくないのに無理をされていたのでしょう・・・。

『 大丈夫ですよ～。』　Ｎさんの口ぐせでした。右手を顔の横に添えながら、
穏やかな笑顔でＮさんがそう言うと、なぜか
「大丈夫だ、何とかなるだろう」と安心したものです。

Ｎさんは毎日、日記風ブログを書いていました。それを読んだ瞬間、
訃報を聞いてから初めて涙が出ました。
それまではＮさんが亡くなったことがウソのようで、
ピンときてなかったような、訃報に接した自分すら俯瞰で見てたような。
とにかく実感が湧いていなかったのでしょう。

　　２００８．８．１０　ひとが夢を叶えることが私の夢。
　　２００８．８．２１　だいじょうぶ、のことばの重さを日々感じている。
　　２００８．８．２７　家族の元気な声は幸せも運んでくれる。
　　２００８．８．２９　愛のないことばはことばではなく、
　　　　　　　　　　　　　愛があってことばになる。
　　２００８．８．３１　できるときにする。　　　　　　
　　２００８．９．１　　きょうは生徒ひとりの壮行会とひとりの内定祝いだ。
　　　　　　　　　　　　　うれしく寂しい。

そして、Ｎさんが書いた最後の言葉は・・・　
　　　　　　
　　２００８．９．２　　人を守れる人になりたい。

・・・心からご冥福をお祈りいたします。

さて今回のタビーは、「姪っ子と目で合図」です。
相変わらず実家生活中のタビーです。

投稿者 joqr : 2008年9月 5日 10:15