
文化放送の平日朝ワイド番組『くにまるジャパン 極』。パーソナリティはフリーアナウンサーの野村邦丸さん、パートナーは水谷加奈アナウンサーです。
11月20日のゲストは、作家・脚本家の太田愛さん。太田さんの学生時代や、太田さんが脚本で参加するテレビドラマ『相棒』などで盛り上がりました。
太田愛、高校時代の作品は「焚き火にします(笑)」
太田さんは、高校時代に「文芸部に所属していた」のだとか。そのころから「物語を書いていた」と言います。邦丸さんから「どんな感じの物語を?」と質問があると――
太田 それよく聞かれるんですけど、人生長く生きていますと思い出すだけで赤面する過去を持つようになりますよね?
水谷 (笑)
太田 そのたぐいの(笑)
邦丸 (笑)。え、ジャンルとしてはどうですか?
太田 純文学しか読んだことがありませんでしたので、そのとき読んでいたものに直接影響を受けるっていう感じでした。
邦丸 はいはい。表現とか?
太田 表現とか、言葉遣いとか。堀辰雄を読んでいるときは、堀辰雄の使っている言葉がそのまま出てくるみたいな。
邦丸 うんうん。......赤面しちゃうんですね?
太田 赤面します(笑)
最後に邦丸さんが「そのころ書いたものは、この先も一切世の中に公表することはないんですか?」と聞くと、太田さんは「ないですね! 焚き火にでもします(笑)」と言って笑いました。

【こちらもおすすめ】
森尾由美、志村けんを偲ぶ / 80年代アイドルの恋愛事情を暴露!?
ドラマ『相棒』、及川光博との撮影秘話
太田さんはテレビドラマ『相棒』シリーズで脚本を担当するひとり。
『相棒』は、水谷豊さん演じる警視庁警部・杉下右京が、相棒の刑事と一緒に事件を解決していく刑事ドラマです。太田さんはseason8から参加。相棒の刑事が寺脇康文さんから及川光博さんに変わったタイミングです。
太田さんが最初に書いた脚本は「season8の第ニ話と第三話」なのだとか。
太田 本当はメイン脚本家の輿水泰弘さんが、(及川さん演じる)相棒の設定を考えるはずだったんですが、第一話のシナリオがなかなか完成しなかったんです。それで「太田さん、第二話と第三話、先にいって」って(笑)
邦丸 はい(笑)
太田 「先にって言われても、この相棒はどういう人なんですか?」って。そうしたら「適当に考えて」ってということになって、「じゃあ考えましょう」という感じで(笑)
水谷 (笑)
こういった経緯から、第二話と第三話の撮影が先に始まったそうです。さらに、太田さんは「及川さんが第三話を気に入ってくださった」と明かします。
太田 及川さんが「(第三話で)僕って、良いことをしてもいい役なんだってことが掴めました」って、打ち上げのときにおっしゃっていて。
邦丸 はい。
太田 それまではなだかわからない感じだったそうで(笑)。始まったばっかりですし。
邦丸 うん、うん。
太田 ですから、その最初のころっていうのはすごい印象深く覚えています。自分も入ったばかりですし、相棒になられた及川さんもそうだったので、お互いにドキドキしているっていう感じでした。