
文化放送で放送中の『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』。パーソナリティは櫻井孝宏さんと白石晴香さんです。
10月17日の放送には、声優の小野大輔さんがゲストで登場しました。
『STARGAZER』はDavid Bowieがモチーフ!
小野さんは9曲入りのミニアルバム『STARGAZER』を10月14日にリリース。アルバムの1曲目と最終曲の前には、モノローグが入っているそうです。
櫻井さんからは「これは小野D(小野さんの愛称)のアイデア?」と質問が。
小野 これはLantisのプロデューサーさんのアイデアです。宇宙を音楽で表現しようってときに、プロデューサーさんから「小野さんにやってほしいことがある!」って提案があって。そこでDavid Bowieの「Space Oddity」っていう曲を聴かせてもらったんです。
小野さんは「1960~70年代の楽曲なのに、宇宙をそのまま歌にしてて歌詞の世界観が『宇宙との交信』なんですよ」と話します。
小野 地球の管制塔と宇宙に飛び立ったトム少佐の会話が歌詞になってて、「すごく遠くまで来てしまったけど、地球に残した愛する人に『愛してる』と伝えてくれ」っていう楽曲なんです。
白石 はい。
小野 それを聴いたときに、すごい鳥肌がたって!
櫻井 うんうん、うんうん。
小野 だから音楽ってやっぱり、時間を超えたり時空を超えたりするんだなって。こんな昔の曲でも。
櫻井 そうだねぇ。
小野 「それを小野さんに落とし込んでやってみたいんだよ」ってプロデューサーが話をしてくれたんです。だから、1曲目「Hello」の前のモノローグは、未来の自分に向けてメッセージを投げかけているんです。
続けて小野さんは、「Hello」の最初に入っている音が「ハロー、小野大輔」というモールス信号であることも明かします。
そして9曲目の「Dear」では、未来の小野さんが「Hello」のモノローグに答えているのだとか。
小野 「人生にはいろんなことあるよ」って。「でも過去の自分も忘れずに、一緒に未来を進んでいく」って、「Dear」で終わっていくんです。
櫻井さんと白石さんは「ミニアルバム一枚で物語が感じられる」と話します。小野さんも「車でこのミニアルバムを聞いていて、9曲目から1曲目にループして戻ったときに同じことを思った」と明かしました。

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辛いときこそ明るい曲「ROCKET MAN」
アルバムのリード曲「ROCKET MAN」は小野さんが作詞を担当。「自粛期間中に書いたんですよ」と当時のことを振り返ります。
小野 作詞をしているときに、「DELIGHT」(小野さんの5thシングル)を制作したときのことも思い出して、「やっぱり辛いときこそ明るい曲が歌いたいな、作りたいな」って。で、ロケットって絶対上に飛ぶんですよ。
櫻井 うん(笑)。どこまでも飛ぶ。
小野 どこまでもね。で、なんだったら途中でいらないものを切り離しながら、さらにそれを反動にして上に昇っていくんですよ、常に。
櫻井 うん、上に昇る。
小野 終着点かどこかわからないけれども、とにかくがむしゃらに飛び続ける。なんかそれがすごいポジティブで、「あ、ロケットっていいな」と思って。
櫻井 あー。
白石 なるほど。
小野 「ロケットに乗る」っていうよりは、「自分がロケットになる」のほうがいいなって。それで「ロケット"マン"」になったんですよ。
櫻井 なるほどね。もう自分を飛ばそうと。
小野さんは「ROCKET MAN」という楽曲タイトルについて「ちょっとバカっぽくてよくないですか? バカポジティブで(笑)」と話します。櫻井さんの印象は――
櫻井 いい意味で子どもっぽさがあって、俺は好きだなーって思う。ロケットって子どもの頃はなんかかっこよく見えるじゃん。
白石 あー。
小野 うん。かっこいい。
櫻井 それこそ夢もあるしロマンもあるしね、「あれ乗って宇宙行けるんだー」とか。そういうなんか夢が乗っかっているような、この言葉をチョイスしたところに小野大輔の生い立ちが見えるような気がする(笑)
小野 そうですね(笑)
小野さんは「グラムロックをベースにしてるんですけど、それもロケットってモチーフと親和性があっていいかなって」とも話しました。
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