文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。パーソナリティは元NHKアナウンサーの久保純子さんです。
現在、久保さんはご主人の転勤でご家族と共にニューヨークで暮らしています。日本とアメリカを簡単に行き来できる状態ではない為、8月9日の放送では、ニューヨークの久保さんと回線を繋いでお送りしました。
今回のゲストはシンガーソングライターのKa-Na(植村花菜)さんです。2016年にニューヨークに移住されたKa-Naさんですが、昨年の12月にツアーで一時帰国されましたが、ビザの更新が終わる前にアメリカ政府がビザの発給を止めてしまい、かれこれ8ヶ月ほど日本にいらっしゃるそうです。ということで、Ka-Naさんの地元である兵庫県からリモートで出演していただきました。
Ka-Naさんがニューヨークに移住したきっかけを伺いました。
Ka-Naさんは9年前にお仕事で初めてアメリカに行き、もっとアメリカを知りたいと、8年前にギター1本で2ヶ月ほどアメリカを一人旅していたそうです。アメリカ各地でストリートライブをしていたKa-Naさん。自分の実力でアメリカの人がどんな反応をするのかを知りたく、英語の歌を歌わずに、あえて日本語で歌い続けていたそうです。すると、「ここはアメリカなのに、どうしてあなたは日本語で歌うの? 英語で歌えばいいじゃない」という反応が多かったそう。
ロスやニューオーリンズ、ナッシュビルなど、一通り回り、最後に行ったニューヨークでは、「ここはアメリカなのだから英語で歌えばいい」と言う人が誰もいなかったのだとか。むしろ「君の音楽はアメリカになくて面白いね」と、興味を持ってくれたと言います。
ニューヨークには新しいものを受け入れてくれる文化があると感じたKa-Naさん。今のままの自分で勝負ができるかもしれないと考え、この街で1から音楽を勉強したいと、ニューヨークに住むことを決めたそうです。
アーティスト名を漢字の植村花菜からアルファベットの「Ka-Na」に変更された理由を伺いました。
アメリカでイベントに出演した時のこと。「植村」という発音が、アメリカの方には難しいらしく、名前を紹介してもらう時にどうしても「カナ・ウレブワッ!」と、よくわからない苗字にされることが何度かあったのだとか。
今後、ニューヨークを拠点に活動するにあたり、名前をちゃんと呼んでもらえないのは不都合があると、「Ka-Na」であればどこの国の、どんな言語を話す人でも、難なく発音できると、苗字は取り、下の名前で活動することに決めたそうです。ところが、2年経っても「Ka-Na」がなかなか浸透しないのだとか。Ka-Naさんは「日本だけでも戻そかな。日本まで変えなくてもよかった」とお話しいただきました。
次週も久保純子さんがニューヨークからリモートでお届けします。
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