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スタートアップ業界では名の知れた溝口勇児さん。高校在学中からトレーナーとして活動を開始し、予防・ヘルスケア・ウェルネスといった分野での経験と知識を蓄積。プロ野球選手やプロバスケットボール選手、芸能人など延100人を超えるトップアスリート及び著名人の身体作りに携わり、2012年4月に株式会社FiNCを設立、2020年5月にはWEIN挑戦者FUNDを設立されました。

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トレーナー1人で見ることが出来る人数は50人が限界

対面式で行っていく形式では場所や時間といった制約があり、どうしても限界を超えることが出来ず多くの方に対してサービスを展開していくことが困難である状況。そんな状況を打破するために溝口さんが目をつけたのが普及していくスマートフォン。痩せたい・健康になりたいというユーザーは多く、それに答えるためにFiNCのアプリケーションが開発され専門のトレーナーや栄養士などとマッチングすることで本来はジムなどに足を運ばなければ受けることのできないサービスを提供できるようにしました。

WEIN挑戦者FUNDの意味

「Well Being」と「Link」をくっつけた造語「WEIN」。キャッチコピーは「きみを支える。わたしも闘う」。ファンドと言いつつも、投資だけをするものではなく、自らの背中を見せることも大切にして行きたいという思いがあるようです。ただ応援するだけではなく自分たちも動くことで、より良い未来を築き上げていく一員として協力していく。そんな社会を目指していることが伺えます。このWEIN挑戦者FUNDは、溝口勇児さんをはじめ、サッカー元日本代表の本田圭佑さん、あらゆる部門に「マーケティング」を取り入れ様々なビジネスモデルを構築されたネスレ日本株式会社の元CEOである高岡浩三さんと共同で立ち上げることになりました。

学生リーダーが創る国内最大級の学生カンファレンス

WEINが開催した、これからを率いていく学生リーダー1万人を集めたWEIN STUDENTS SUMMIT。挑戦できる機会、応援してくれる仲間、サポートを受けられる体制、そういったものが不足している日本において、挑戦意欲を持つ若者たちに新たな学び、発見を提供していくことで、更なる挑戦者を増やしていく事を目的に開催されました。孤独・退屈・不安といったものを多く抱える現代日本で、それらの問題を解消すべく動いている大企業経営者や起業家、スポーツ選手やYoutuberなどが揃って、21世紀の問題へと立ち向かっていく若者を後押ししていく。その中で先日行われたWEIN CHALLENGERS PITCH。社会課題に立ち向かう学生の想いを実現する挑戦者支援ピッチコンテストでした。とても興味深いコンテストで社会人の方もこちらからご覧いただけます！

2020年10月26日の放送では、パナソニック Game Changer Catapult深田昌則さんとWEIN挑戦者FUND代表の溝口勇児さんにご参加いただき「２１世記の課題解決」から「日本の現状」について熱いトークが繰り広げられました。

21世紀の課題を解決したい

溝口　これまで１：１でサービスを提供してきた際に知った事実として、所得の低い人ほど健康を害しているということがわかり、手間なく安く個人へ最適なものを提供する事を考えました。スマートフォンの普及によって実現可能になりFiNCを立ち上げました。しかし、健康だけで幸せとは行かないんですよね。

入山　そうすると、その一歩先を目指したものがWEIN挑戦者FUNDですか。

溝口　２１世期の課題は孤独や退屈や不安です。２０世期の課題は戦争・貧困・病気と言われており日本は先進国の中でも早い解決が行えましたが、幸福度は上がっていないという問題があります。残りの人生を使って、この課題に対して向き合って行きたいと考えWEINを立ち上げることになりました。

日本では挑戦的な人が少ない

溝口　アメリカと日本を比べると挑戦する企業へ目を向ける若者の数は２倍から４倍ほど差があります。日本では嫁ストップや親ストップという言葉があるような風土になっています。しかし挑戦を自らしている時や参加している時は、孤独や退屈や不安とは無縁になれると思います。本気でぶつかった結果であれば、そこから得られるものも多いですし、挑戦は目的にしても、手段にしても良いものだと思っています。

入山　WEINは1億総挑戦者社会を目指しているのですね。