文化放送で放送中の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』。パーソナリティは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、砂山圭大郎アナウンサーです。
12月5日は弁護士の島田さくらさんも参加し、ゲストにアートディレクターの日高由美子さんを迎えてお届け。日高さんの著書『なんでも図解 絵心ゼロでもできる! 爆速アウトプット術』の話で盛り上がりました。
田村淳「頭の中の整理の仕方が書いてある」
田村さんは、日高さんに「『なんでも図解』を始めたきっかけ」を質問。日高さんは、「フリーランスとして仕事をいただかなければならなくなったこと」をあげます。
日高 それまでは会社の中にいて守られていたんですが、飛び出していったところで仕事が来ない。やっと仕事が来たと思ったら、無茶ばかりなんですよ。
田村 うん、うん。
日高 「この英語教材を売りたいんやけどな、日高ちゃん」とか、「一晩で200ページのカタログの構成を考えて」とか。
島田 ほーっ。
日高 そういうのがくると、それまでの仕事のテンポでは全然ついていけなくて。「私、本当に仕事できないや」って落ち込んでいたんですね。
砂山 あー。
日高 社長さんとか怖い人がいっぱいいたんですけど、でもその目の前で絵を描いてみせると、メチャクチャ仕事がスムーズになったんです。その場で「あっち行こう」、「こっち行こう」が決まったりとか。あと、ちゃぶ台返しがなくなるんです。
田村 なるほど、理解度が増していくんですね。
日高 そうですね、そうです。
この経験から、日高さんは「絵や図を書いて伝えるのは仕事に効くなと思った」と話します。
ここで田村さんは、日高さんの著書を「俺は絵心がないから、本当に俺でもできるのかと思って読み始めた」と明かします。
田村 まだ全部は読めていないんですけど、たしかに、そんなに大変な絵を描いているわけじゃないですもんね。
日高 そうです。
田村 頭の中の整理の仕方が書いてあるっていう。(中略)「これを描き慣れることも大切」って言ってるじゃないですか。そういうのって誰かに教わらないとやれないですもんね。
日高 意外とそこにハードルがあるんですよね。テキストをバンバン使ってもいいし、「テキストを線で囲むだけでも図に変わるんだよ」ってわかってもらえれば。
日高さんの話を聞いた田村さんは、「なるほど」と納得していました。
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「なんでも図解」はオンライン会議にも効く!
砂山さんは、日高さんに「会議などで『なんでも図解』を使うメリット」を質問。日高さんは「オンライン会議」を例に話をはじめます。
日高さんは、オンライン会議は「集中しているようで意外とフワッとしている部分が多い」と指摘し――
日高 でも、そこで「言ってること、これですよね」ってフリップにして一画面で見せたら、みんなメチャクチャ集中するんですよ。
田村 そうか、うん。
続けて日高さんは、リアルの会議での「なんでも図解」の効果について話します。
日高 喋りにくい雰囲気の会議とか、新人さんが「言いたいけど言えない」みたいなときも、絵があると「これ見てどう思う?」みたいな話にできるので、指をさしながら言えるんですよね。
田村 なるほど、うんうん。
日高 それが大きいと思います。
田村 繋ぐ役をやっているんですよね、絵が。
日高 そうですね。
田村 とくにオンラインで会議しているときなんて、ひとつわかりやすい図があることで、みんなが繋がるってことですよね。
日高 そうです、そうです。けっこう客観的に繋がれるんです。
島田 あぁ、なるほど。
日高 なんか「人を攻める」というよりか、「事(こと)を攻める」ことができるようになるのがいいのかなと思います。
続けて、日高さんが「図解を使うと会議も早く終わりますよ」と言うと、田村さんは「そうですよね、無駄なやり取りがなくなるから」と賛同しました。