5月28日に行われた第508回文化放送番組審議会についてご報告いたします。

議題は、今年の3月までレギュラー放送していた「ガキパラ~NEXT STAGE~」の特別番組で、5月2日に放送された「ガキパラ~SPECIAL STAGE~」を取り上げました。レギュラー番組からのコンセプトは、「楽器を弾くことの素晴らしさを伝える」。俳優でサックス奏者の武田真治さんと、ギターボーカルとキーボードからなる男女音楽ユニットのコアラモード.をパーソナリティに、毎回アーティストをお招きして、楽曲のセッションをお届けしていました。レギュラー番組は、編成の都合上終了しましたが、出演者の番組への熱量や、文化放送として「生演奏をする」番組を大切にしたいという思いから、制作・放送された番組で、今後もシリーズものの特別番組として編成していく予定です。今回は特別番組の中で、「文化放送受験生応援キャンペーン」とのコラボレーション企画として、学生・受験生とのセッションをした模様もお届けしました。

審議委員の意見の概要

楽器を中心に音楽活動をしている人たちのようすがよく伝わる楽しい番組だった。
ただ、楽器にあまり興味のない人には、音楽用語や楽器の種類など、わかりづらい部分が残るかもしれない。

若い人たちのリスナーの声が聴けてとても新鮮だなと思いました。特に武田真治さんは、若手を上手く乗せて聞き出していたのは良かった。また、楽器を弾く楽しさというものがよく伝わっていました。

1時間では物足りないくらいの内容で、音楽の楽しさを与えてくれる番組だなと思いました。いろんなジャンルのセッションを企画の筋にやってみるのも面白いかなと思います。不定期でいいので是非これからも続けてほしいと思います。

私はあまりついていけなかった。音楽、楽器の奏でるそのものよりも仲間のトークが目立っていたので、せっかく1時間もあるのだから、楽器の面白さをもっと前面に出せないものかと感じました。

イマドキの言葉づかいで適切ではないかもしれませんが、めちゃくちゃ楽しかったです。語りもみんな自然体で、でも気遣い合いながら、適切な距離を持ちながらお互いを認め合う。そういう尊敬というか人間観、距離感がすごく心地よかった。

めちゃくちゃ面白かった。楽器の生セッションする番組でライブ感もあるし、初めてみんなセッションするので緊張感があって、その中でみんな一生懸命やっているというのが大変好感が持てました。

文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史氏、副委員長・加藤タキ氏、そして松永真理氏、荒川洋治氏、福本容子氏、そして吉野隆氏の6名です。

2024年6月17日
文化放送番組審議会事務局