7月25日に行われた第500回文化放送番組審議会について御報告いたします。
議題は、毎週月曜日から金曜日8時00分から11時00分放送の「おとなりさん」です。人と人との距離が精神的にも物理的にも遠くなった2022年に始まった番組は、たくさんの人を“おとなりさん”のように思えることを目指しています。パーソナリティは曜日ごとに替わり、パートナーは1週間を通して坂口愛美文化放送アナウンサーで、今回は鈴木おさむさんがご出演の6/7(水)を取り上げました。

番組コンセプトが具体的な企画に落とし込まれていないように感じた。また、鈴木さんは相手の方を対等なパートナーとして尊重するような話し方をすると良いかもしれない。女性のパーソナリティが木曜日だけなのも疑問だ。「おさむレコーズ」のコーナーでは、曲をリクエストした方が何を思い出したのか、話を深堀して欲しかった。

パーソナリティそれぞれの色合いが違う中で、「おとなりさん」という番組を作り上げるところに多少無理を感じる。この番組ではパーソナリティの声とかトークの質がメインになってくる、今回の鈴木さんに関しては物慣れた感じではあるが、少し聴きとり難い部分があった。内容としては、非常にリアルな対話、話題を聴けると良くなると感じた。

鈴木さんはとてもいいパーソナリティ感が出ていて良かった、中でも一番良かったのは「レシピ川柳」で、彼ならではのコメントも興味深く聴けた。まとまったところで本にできるような企画だと思う。このようなコーナーを他にも作っていくと、今後の展開としていいのではないかと感じる。

人を責めることをしないのでとても心地良く、応援していきたい。曲紹介で、とても早口になっていた部分があったので、時間がかかってもゆっくりと紹介すると分かり易くなると思う。坂口アナはどんどん進化し、またよく勉強して頑張っていることが伺える。

全体的に選曲がすごく良かった。ただ、曲紹介がきちんとされていなかったので残念だ。手探りで制作をしているところはまだあるだろうが、思いは伝わってくるので、おとなりさん感覚が身近に感じられるように工夫をしていって欲しい。坂口アナはとても聡明で、今後の成長に期待する。

非常に気さくな番組だ。3時間という長丁場なので、統一感は必要なく、何かをしながら聴けるようなコンセプトで良いと思う。鈴木さんの番組進行は流石で、そつがないという感じだった。今回の「おさむレコーズ」の選曲では知らない曲が多く、個人的にはもう少し古い曲も入れるとリスナー層が広がると感じた。

文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史氏、副委員長・加藤タキ氏、そして 松永真理氏、荒川洋治氏、福本容子氏、そして吉野隆氏の6名です。

2023年8月21日
文化放送番組審議会事務局