楠木ともり「視覚的なアプローチが出来た作品」ニューE.P.『遣らずの雨』への想いを語る!
声優の櫻井孝宏、白石晴香がパーソナリティをつとめるラジオ番組、文化放送
『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』(毎週土曜:午後11時~)。
6月4日のゲストは楠木ともりさん。ニューE.P.『遣らずの雨』について伺いました。
まずは表題曲の『遣らずの雨』について。「私も作るにあたって初めて知った言葉。豊かでありつつ凄く限定的な言葉なのに、いまも残っているのが素敵だなと思いますね。ほかの単語も見てたんですけど、これはストーリーが浮かびやすくて真っ先にタイトルにしようと思った言葉です。先にこの言葉があって話を進めて行った。いろんなバックボーンが想像できるなって」。
曲調に関しては「メロディをキャッチーに、聞きやすくしたかったので、あえてバラード想定でドラマチックに考えたものを早めた感じですね。激しくしようと思ってたんですけど、メロディに気持ちを入れたかったので、バラード想定で考えてから作りました。曲作りのベースはスマホと鼻歌です」。
冒頭のささやくセリフは「私が歌詞と曲を書いた時にはなくて、編曲のラムシーニさんからのリクエストで“ささやき声で一言、何かありませんか?”と言われて、『雨が』を入れることになったんです」。
セリフ以外のレコーディングではどんなことを意識していたのでしょうか?「今回EP全体、透明感をサブテーマにあげていて。激しい曲でも儚さ、消え行ってしまうような透明感を意識して、サビで感情的に、平場で儚さを表現しました」。
MVについても伺いました「全体的に画面が暗くてカットも多くて。白と黒の二人出てくるんですけど、黒いほうが演技力を問われていて。声優と真逆で動きや表情ですべてを表すのが凄く大変だったんですけど、和気あいあいと撮影しました」。
2曲目の『山荷葉』は「雨に降られると透明になる花。私も見たことないんですけど、存在はしていて、曲にしたいと思っていた。はじめてデモトラックを作りまして、もう大変でしたね。ピアノを習ってたんですけど、教室がコードを教えてくれるところではなくて…。音を一個一個はめていく形で作ったので、途方もない作業でした」。
7月31日からは大阪・福岡・東京・名古屋の4都市を回る初のZeppツアーがスタートします。「よりコンセプチュアル、没入感のあるライブにしたい。演出、セトリ、アレンジもいろいろ変えたりしたいなと思っています。見終わったあとに時間を忘れられていたような没入感のあるものに出来れば」。
雨を表現した通算4枚目となるE.P.『遣らずの雨』は、楠木さんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「景色が思い浮かぶような、視覚的なアプローチが出来た作品になったと思います」。
≪ゲストからのお知らせ≫
・ニューE.P.「遣らずの雨」発売中!
・7月31日から「楠木ともり Zepp TOUR 2022」開催!
・文化放送で毎月最終週の月曜25時から「CultureZ SP 楠木ともりのThe Music Reverie」放送中!
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