tweet

#20 株式会社しまむら 野中正人社長

0220しまむら.jpg第20回のゲストは
株式会社しまむらの野中正人社長です。

「ファッションセンターしまむら」はおなじみでしょう。
全身をコーディネートした「しまラー」という言葉も生まれました。

なぜ、流行のファッションを安く買えるのか。
それは、メーカーとの付き合い方や物流に答えがありました。
メーカーに対して、返品の禁止、再値引の要求の禁止、
販売応援の要求禁止という「三悪追放」を実施。
そして物流網を整備し、各店舗間で商品の移動を容易にしました。
  
「三悪追放」は今までのやり方が大きく変わる出来事で、
野中社長はその当時はとても驚いたと振り返っていました。
また、商品をどのお店にどれくらい置くのか、移動させるのかを決めるのが
コントローラーという役割で、これはしまむら独特とのこと。
売り切る方策を考える、とても重要な役割ですね。
   
その一方で、店舗の作業はとにかく単純化されています。
野中社長は繰り返し「仕事は単純な方がいい」とおっしゃり、
「仕組み化」の重要性を強調されていました。
その最たるものがマニュアルです。
マニュアルは現場からの声を取り入れ、常に進化しています。
アイデアひとつにつき、500円を貰えるということで、
全店舗から毎月4000件の提案があるそうです。


野中社長が力説されていたのが「社員にとっていい会社」を目指すこと。
マニュアルの更新や残業の禁止はその具体例ですね。
また、残業は禁止で、19時にお店が閉店すれば、20時には帰宅できる、
そうすれば家族と一緒にご飯を食べられるともおっしゃっていました。

そして、野中社長は社員が「しまむらはいい会社」と言えるようにしたい、
自分はワンマン型は向いていないので、機関車型ではなく、
多くの社員のモーターによる、電車型の経営を目指すとおっしゃっていました。

それは日本全体でも同じで、
日本はいい国なのに、それを自慢する人が少ない、
もっと自慢できるようになってほしいと希望を持たれていました。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
さて、次回のゲストは
株式会社リブセンスの代表取締役社長、村上太一さんです。

アルバイト求人サイト「ジョブセンス」などで知られる企業です。
大学生の時に起業し、史上最年少の25歳で上場を果たした、
若きベンチャー経営者です。

起業の理由や経営方針など、幅広くお話を伺います。

お楽しみに!

【木田裕士 ジパングの黄金】2015年2月20日 20:00

パーソナリティ


木田裕士 1968年、東京生まれ、クリエイティブプランナー、事業家
詳細はこちら


石田紗英子 1980年5月12日、奈良県生まれ、
フリーキャスター・ラジオパーソナリティー
詳細はこちら

TOPへ戻る