ユーカリが丘という街をご存知でしょうか。
千葉県佐倉市にあるこのニュータウンは、
他のニュータウンとは異なった特徴を持っています。
それは、鉄道も保育所も学校もディベロッパーによって作られた、
「家を売るのではなく街を売る」というコンセプトの街だということ。
嶋田社長は、ユーカリが丘を「回転する街」と表現されていました。
ユーカリが丘で生まれた子どもがそのまま住み続けることで
世代交代がしっかり進むことが理想で、
「一度売るだけで、そのまま高齢化して寂れる街は街ではない」とも
おっしゃっていました。
鉄道会社が不動産を手掛けることは一般的ですが、その逆は珍しいことです。
行政を待つくらいなら自分たちで作る、
全ては住民のニーズに応えた結果だったと振り返られていました。
もともと繊維卸売業に就いていた嶋田社長は、
洋服は流行が終わる一方、街はずっと残ることに感銘を受け、
だからこそ「回転する街」という理想を求めていったとのこと。
今後については、
親世帯と子世帯の「同居」ではなく近くに住む「近居」を提言されていました。
同居は難しくても、近くに住むことで気軽に交流できる、
「優しい家族制度」を目指していくとおっしゃっていました。
嶋田社長は終始柔らかい物腰で、
街全体をひとつの大家族として捉えているようでした。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
さて、次回のゲストは
タマホーム株式会社の玉木康裕社長です。
木造住宅の注文建築を行っているハウスメーカーです。
住宅展示場に行ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
社員3人のスタートから急成長をなし遂げた、
業界の風雲児とも呼ばれている方です。
日本の住宅事情や経営理論など、幅広くお伺いします。
お楽しみに!