2011年7月12日更新
『うたジャパン』「ウナ・セラ・ディ東京」(1964)
子供の頃は暗い曲だなと思っていたこの曲ですが
年齢を重ね、今ではこんな良い曲はないと思っています。
岩谷時子さんの詩のなかで「街は、いつでも後ろ姿の幸せばかり」のくだりは
私が思うに、昭和の歌謡曲の中で屈指の一節だと思います。鳥肌が立ちます。
その見事な詩に宮川泰さんの曲はあらかじめ用意されていたかのようにはまります。
こんな曲、偶然がが重なった奇跡としか言いようがありません。それくらい見事な曲だと思います。
是非、100年後のニッポン人に遺してもらいたいと思います。
(さいたま市 51歳 ラジオネーム:浦和なう。)
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