8月30日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2021/08/31 11:44

今週も、北京オリンピック男子400メートルリレー銀メダリストの末續慎吾さんを
ゲストにお迎えしておおくりしました。

これまでの話を振り返り、末續さんの著書に沿った内容の話だな~と右京さん。
(後ほど紹介します、末續さんの著書:『自由。世界一過酷な競争の果てにたどり着いた哲学』)

これまでで一番辛かったことは?

20~28歳まで、練習・アジア大会を含む大会で一回も負けたことがなかった。
「勝つ」を永遠に繰り返していた時期があって、それに日本一こだわっていたと思うんだけど、その時が一番きつかった。
僕自身だけでなく、回りの態度も「人」として扱わず、「神・天才・ばけもの」と言われた。

それを「孤独」と感じた末續さん。
2008年の日本選手権で負けたときにグラウンドに立つのが怖くなったそうです。
負けるという事に、怖くなって、勝負に対して自由が失われている状態。体調ではなく、メンタルでやられてしまったそうです。
なので、あえて負ける事が分かっているレースを選んで出場したこともあったとか。


その、克服方法は??

「時間」と「自分」を向き合っていった。
逃げないでいく事、3年かかったそうです。
2008年で負けてから、北京オリンピックに出場、その後休養をとった。
3年位陸上から離れて、一個一個リハビリする感じで過ごしたそうです。


今、走っていて楽しいですか?

楽しいですね。
最初は、誰かに認められたり、勝利・賞賛が欲しかったのかもしれないけど、ほんとに欲しかったのは、「誰にも邪魔されない自由な自分の走り」だったんだと。
自分の考えにも邪魔しない走りが欲しかったんだと思う。で、今、ここにいるのかもしれないですね。


次の「夢」は何ですか?

100歳で100m走る!
本当に生涯現役ですね、と坂口AN。右京さんも、凄い夢だな、と唸るほど。
果てしないけど、何か遠い、掴めるか掴めない何かを追いかけてるのが好きなんでしょうね。

「EAGLERUN(イーグルラン)」イーグルのように空を自由に飛ぶような制限のない走りとあるように、本当に自由な発想で良いなという右京さん。

僕自身、走ることが好きなんでしょうね、僕の中では、生きる事と一緒なんだなと。だから、こだわらないで、求めないで、ただ自分の走りたいというのを「結果」でなく、「表現」したい。
100歳になって、ペチャクチャ振り返れたら。笑
41歳、最年長現役アスリート、100歳まで走ろうとしたら、今の2.5倍先ですね。笑


昨年、『自由。世界一過酷な競争の果てにたどり着いた哲学』を発売されましたが、今年もまた、『アスリートの本質 最強スプリンターが語る勝敗哲学』を出されました。どんな内容ですか?

わりとマニア向けするのでは。
ロジックを説明する部分もあるけれど、感覚を言葉にした「造語」みたいなものやハートアタックするものだったり。
芸術家みたいだね、と右京さん。アスリートの考えとしては珍しいタイプなんですね。
(是非、皆さんもお手に取ってご覧ください)


最後に、リスナーの皆さんへメッセージを頂きました。


夢を追いかける人は、夢を追いけるのが好きな人。
夢を叶えるのが目的じゃんないんで、ずっと追い続けてください。


これまでの話を聞いてきた右京さんから、納得の「深い」という言葉が出てくるほど、説得力のある言葉を頂きました。


これからのご活躍にも期待していま。多くの方と走りを楽しんでください!

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