今週も、車いすラグビーの池崎大輔選手にお話を伺います。
池崎選手の「オーラが強い」と豪語する、右京さん。
野生の動物みたいなオーラで、普通のスポーツマンと違う・・・と。
それに対し、闘争心がないとラグビーは無理だという、池崎さん。
2010年に初めて日本代表となってアメリカに渡ったときに、回りを見てビビったそうで。
「体格・動きの速さ・強さ」を目の当たりにし、これじゃだめだと思い、アスリートとしての知識を入れて、トレーニングを積んで今の体格に。
クリーンなイメージのあるアスリートですが、自分は本能でアスリートとして、自分を高めていこうと。
アスリートを超えた生き方の見本は、先輩の島川選手。追い付け追い越せで背中を見て、ここまで来たそうですよ。
競技を始めて、壁にぶつかった事は何ですか?
自分自身の力のなさ。知識のなさ。と答えた、池崎選手。
覚悟が足りなかったな、とも。
何をするにしても覚悟を決めないと中途半端に終わってしまう。どんなことにも乗り越えていける強さがなかった。
それを日本代表になって、海外に行って気づいたそうです。覚悟を持って取り組まないと、「金は取れない」と、今は自分を追い込んでいるそうで。
どんな人でも、壁にぶち当たる事はある。でも、そこから逃げたらこそまでだし、それを乗り越えてこそ初めて、新しい成長した自分に出会えて、そこからどんどん歩んでいきながら、どんどん大きな人間になっていく。そこを乗り越えるだけの覚悟が大事だなと思っていると。
オリンピックが延期になってしまいましたが、池崎選手にとってはいかがですか?
僕にとっては好機です。まだまだやりたかった事もあったし、1年延びたことによって、また「金をとるための努力」が出来る。車いすラグビーについて発信する期間が増えた。これはチャンスだと。
間もなくパラリンピックが近づいてきていますが、意気込みを伺うと・・・
車いすラグビーは「金をとる」事しか見ていない。金をとって終わりではなくて、次世代や障害を持っている子供たちにもパラスポーツを人生の1つとして選べる選択肢もあると示したい。そのためには、金は必要。
なぜなら、金メダリストだから言える言葉の重みがあるから。
たくさんの人に発信してもっともっと環境を変えたい。だからこそ、その通過点である金は絶対に取らなくてはならない。
それを自国でとる事は大きな意味を持った、大きなチャンスなんです!と、言い切りました。
最後に、この番組を聞いているリスナーにメッセージをいただきました。
「夢を持つ」って、いい響きですけど、夢を持つことはすごくつらいことでもあると思う。
楽して、夢を追いかける事は出来ない。それを生きがいとして、自分の夢を追いかけるという、自分らしく生きていく、いろんなことに挑戦してほしい。そこで失敗しても何を学んで、どうまた挑戦するかを考えて、人生を歩んで行ってほしい。
「壁というのは乗り越えられる人にしかやってこない。強い人にしかやってこない」ので、どんどん挑戦してほしい。
と、ご自身の経験を胸に熱いメッセージを頂きました。
池崎選手、パラリンピックの金メダル期待しています。
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