先週に引き続き、バルセロナ・オリンピック競泳女子200メートル平泳ぎで、
日本人最年少の14歳で金メダルに輝いた岩崎恭子さんにお話を伺います。
14歳でオリンピックメダリストになり、一気にピークが来た岩崎さん
その後、心と体のバランスを崩してしまったそうですが、一体どうやって立ち直っていったのでしょうか?
●過剰な注目から、解離性健忘で中学3年生から高校1年生までの記憶がなくなったとか??
大学生の卒論(心理学科)で自己分析をしようとして先生に相談したら、自分の過去を掘り下げるから辛くなることもある中で、特別な体験・人生を歩いてきた岩崎さんには早いのではないかと言われたそうです。
その際に、オリンピックの当時の記憶について聞かれたところ、あまり覚えていないという話になったとか。
人はつらいことや嫌な事があると忘れようとするもので、だからこそ次に進もうとする動物。オリンピック後の記憶がつらいものとして、まだ、思い出したくない自分もいたのかな~と。
自分でも気が付いていないストレスを受けていたことを振り返りました。
●2度目のオリンピックまでにどう立て直したの?
バルセロナの後の世界選手権やアジア大会の日本代表になれず、高校生までが参加できる国際大会のアメリカ遠征に参加。
そこで、中学生の時に初めて代表として行ったプールに立った時、前回どうだったか考え・・・
中学生で参加した時のトップクラス先輩選手の水中の動きをまねしたり、自分でやらなきゃという気持ちになった事を思い出したそうです。
また、約2年ぶり1カ月半の遠征で日本を出たことで、精神的に楽だったのも良い経験になったとか。
自分を知っている人が少ない環境で、自分らしさを取り戻せたことが大きかったようですね。
それだけでなく、同じように勝てなかった選手が、この遠征で日本記録を出したのを見て、「自分だけがつらいのは違うと思った」と、吹っ切れてアトランタを目指そうと思えたそうです。
●最後に、リスナーの皆様にメッセージを・・・
続けるって大事だと思います。
続けるからこそ、大事なものが見つかるし、
続けてきたから、もう一回頑張ろうと思えた。
続けることに意味があると思います。
と、努力を成し遂げてきたアスリートの真の一言をいただきました。
岩崎さん、ありがとうございました。
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