5月18日(月)ONAIR  片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2020/05/20 17:10

今週から、ほけんの窓口グループ株式会社所属のパラリンピアン、高田千明選手をお迎えします。


・高田千明選手のプロフィール

高田千明さんは東京都大田区出身(1984年10月14日生まれの35歳)
ほけんの窓口グループ株式会社所属のパラリンピアンです。
全盲クラスの走り幅跳びで2016年リオデジャネイロ・パラリンピック8位入賞、2017年の世界選手権で銀メダルを獲得。
去年11月、ドバイで開催された世界パラ陸上選手権で、リオの記録を24センチも上回る4メートル69センチを記録し、4位に入賞、東京パラリンピック大会代表に内定しました。走り幅跳びのほかに、100メートルの日本記録保持者でもあります。


ちなみに主人の裕士さんは、聴覚障害者ですが、400メートルハードルの日本記録保持者とトップアスリート夫婦です。

最初は今の練習のお話からスタート。
緊急事態宣言が発令される前までは、ナショナルトレーニングセンターを使用できました。さらにコーチの母校のグラウンドを使用させてもらえていて、なるべく感染を防ぐように練習ができていました。
しかし、緊急事態宣言発令後はどうしたらいいかわからず、家の中でストレッチすることしかできない状態。
高田さんはほぼ全盲なので、一人で走ることができません。そこでコーチと相談し、人がいないところかつ、平らな地面、さらに二人の距離が取れる場所を探しトレーニングをしています。
東京オリンピックが来年に延びたので「練習できる機会が伸びたのでポジティブに考えています」と色々なところで話していたそうですが、ここまで練習ができない状態だと「1年延びても練習が上手くかみ合ってこないかも」と話します。その中で家の中で工夫してトレーニングしています。

次は高田選手の視覚について伺いました
高田選手は先天性の病気なので、生まれつき綺麗に見えてはいませんでした。最初は視覚の中心が見えていない状態でしたが、そこから徐々に見えない部分が広がっていきました。20歳になるころにはほとんど見えず、かろうじて光を感じることができるほどになってしまいました。
競技をしているうえで「目が見えない状態で走ったり、ジャンプすることは怖くないの?」と聞かれることがあります。実際に一人で走って、ジャンプするのは怖いそうです。砂場がそこにあるのかわからない恐怖が最初の頃はありました。音に向かって真っすぐ向かって走ることができて、始めた時より徐々に恐怖心が薄れていきました。


まだまだ聞きたいことがありますがこの辺でお時間になってしまいました。

今週はほけんの窓口グループ株式会社所属のパラリンピアン、高田千明選手をゲストにお迎えしました。

来週も引き続きお話を伺っていきます。


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