26回目の放送。今月はエスキューブ所属のスカッシュ選手、松井千夏さんをお迎えしています。
・松井千夏さんのプロフィール
松井千夏は神奈川県川崎市のご出身。
1977年8月8日生まれの41歳。
日体大1年でスカッシュを始め、2001年の全日本選手権初優勝以来、4度の優勝を誇ります。その後、2002年釜山、2006年ドーハの両アジア大会代表。
2009年では東アジア大会銅メダルを獲得。2013年には全日本選手権で準優勝されています。
そして2017年、スカッシュプレーヤーの清水孝典さんとご結婚。
現在、女子ランキング2位のアスリートです。
先週はあまりにもインテリジェンスが必要なスポーツであるということがわかりました。
松井さんが普段行っているトレーニングについて伺いました。
「スカッシュをやっていることで体力がつく」と語る松井さん。そのほかにもパーソナルトレーニングを行っているそうです。20代の頃は筋力をつけて‟怪我をしない身体"をつくっていましたが、30代後半に入ると"今ある身体をうまく使いこなす"ために柔軟性やバランスをメインにトレーニングしています。
スカッシュは総合的な筋力が必要。ラリーが長くなればなるほど動く距離も長くなるので有酸素系の持久力も必要。スタートダッシュで決まることもあるので、瞬発的なパワーも必要になります。ボールも立体的に動くので、正確に打つ技術も必要。松井さんはビリヤードの立体版と考えているそうです。
1試合の時間は相手のレベル差にもよりますが、15分~1時間位。1ゲームが11点で3ゲーム取ったほうが勝ち。1ゲームどちらかが11点を取るまでコートの外に出れず、さらに外にいる観客やコーチはラリー中に声を発することが禁止されている為、自分で考えて相手を見ながら試合の流れを管理しなくてはいけないのでメンタルのコントロールが大事になってくるそうです。
挫折したことについて伺いました。
松井さんは「スカッシュを辞めたいと思ったことはないです」と話します。しかし東京オリンピックの新競技の候補に残っていたのですが、競技に入れなかったことが凄く残念で落ち込んで立ち直れないときがあったそう。
スカッシュの生まれた国はイギリス。イギリスを中心としたヨーロッパが強豪国で、そのほかオーストラリアやニュージーランド。アジアだとマレーシアや香港で最近はエジプトが強豪国。男子は世界ランクの半分以上がエジプトの選手になることも。
世界選手権も行われているのですが賞金は他のスポーツに比べると低め。日本国内でも賞金が出るスポーツもあるそうですが往復の交通費ほどしか出ない状況。
今若手選手が力を付けてきていて海外でトレーニングを積んだり、日の丸をつけてアジア大会で戦っているのでその成績に松井さんは期待していて「これからスカッシュを始める若い人たちが続けていけるようにサポートしていきたい」と語りました。
最後に今後の予定を伺いました。
11月22日~25日に全日本選手権が新横浜のSQ-CUBE横浜で行われます。
11月23日~25日にトレッサ横浜で日本のスカッシュ会では初のグラスコートで開催。
グラスコートは4面の壁がすべてクリアコートになります。360度から見学ができるので迫力ある試合が観戦できます。今まで見る機会がなかった方も是非観に来てください!
最後に、このラジオを聴いている、松井さんと同じように夢を追いかけて、頑張っているリスナーに一言メッセージをいただきました。
一日一日を大切にしていただいて、一日を前向きに100%で過ごしていただけるように。調子がいい日はいい日なりに100%で、悪い日は悪い日なりの100%で過ごしてもらえれば次の日に繋がっていくと思います。
今月はエスキューブ所属のスカッシュ選手、松井千夏さんをゲストにお迎えしました。
松井さんありがとうございました
右京さんは振り返ってみて「やっぱりスカッシュは俺には無理だなって思ったのは、まず頭がスピーディーじゃないとダメ。俺のような人は多分向いてないけど、これから勉強していきます」と話しました。
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