21回目の放送。今週も棒高跳びの日本記録保持者。富士通所属の「澤野大地」を迎えます。
・澤野大地さんのプロフィール
澤野大地（大阪府出身）1980年9月16日生まれ（37歳）。
中学と高校は千葉県で、その後日本大学へ。
2003年、自身初の日本記録5m75cmを樹立。同年開催のパリ世界陸上選手権に初出場、決勝進出を果たしました。
2004年、アテネオリンピックに出場し、日本人としてこの種目20年ぶりの決勝進出。
2005年、静岡国際陸上大会で5m83cmという結果で日本記録を更新。
2008年、北京オリンピックに出場。
2016年、リオデジャネイロオリンピックに出場。アテネオリンピック以来2度目の決勝進出で、日本人としては64年ぶり、自信としては初の7位に入賞を果たしました。
「すごいとしか言いようがない」と語る右京さん。
183ｃｍの澤野さんは棒高跳びの世界においていちばん小さいほうに入るそうです。周りの選手は180ｃｍ後半の80キロはあります。体重がないと重いポールを曲げることができなくなるためだそうです。風の影響も大きく向かい風や横風に耐えられる筋肉が必要になってきます。
「自分のイメージと違うときにイライラしないですか？」と質問。
「イライラはしないですね。怪我して練習ができないときは嫌ですが、練習ができている分にはワクワクします」と答えます。次は何をやるか、これが必要だからこのトレーニングを使用などを考えて飛べたら本当に楽しいと話します。
基本は走ったり、ウェイトをしたり、体幹トレーニングなど基本トレーニングをしているそうです。身体を整えるケアは「"バランスを崩さないようにする身体づくり"を意識しています」と話します。
長アナウンサーは「一番気持ちいい瞬間は飛んだ時？それとも降りるとき？」と質問。
「一番気持ちいのはバーを越える瞬間。フワッとした瞬間は無重力状態で、超えるべきバーと観客の声援が一気に聞こえるためめちゃくちゃ気持ちいいです」と答えました。
右京さんは「ポールの長さは何メートルでもいいの？」と質問。
「長さは決まっていなくて極端に言えば10ｍのポールを使っても大丈夫」と答えました。右京さんはなぜ10ｍのポールを使用しないか不思議な様子。しかし10ｍのポールを持って走るのは不可能で、なおかつ曲げて立てられる素材は今のところないそうです。
皆目見当がつかない奥が深い競技です。
2020年東京オリンピックついて伺いました。
本当はリオ五輪で引退を考えていた澤野さん。しかしリオ五輪でいちばんいい成績を出しました。現状は痛い所もないし、飛べる状態にあり、技術的に良くなってきている為「やめる必要があるか？」という状態なので続ける決意をしたそうです。
しかし「2020年東京オリンピックを目指しています！」とは今は言えない状態。なぜかというと2020年は40歳になる年齢で、40歳でオリンピックに出場している陸上選手はほとんどいない。大けがしたら終わってしまうので1年1年大事にトレーニングして、一番いいコンディションで出場するために研究しながらやっていくそうです。
ひとつのモチベーションとして「東京開催」というものがありました。そこにどう関わっていくかが重要で、理想は選手として出場することだそうです。
そのほか今後の予定を伺いました。
9月末にある全日本実業団選手権に向けてトレーニングを行っています。
最後に夢を追いかけているリスナーに一言いただきました。
私が棒高跳びを好きで、それをやっている時が一番楽しいように自分の好きなことをとことん追求して信念を持って続けてもらいたいなと思います。それが自分自身に自信をつける一つになりますし人生が豊かになると思います。
今月は富士通所属の棒高跳び選手「澤野大地」さんをゲストにお迎えしました。
TeamUKYOのレース結果
・シマノ鈴鹿ロードレース
先週、鈴鹿サーキットで行われたシマノ鈴鹿ロードレースは、チームタイムトライアル、ロードレースともに4位と言うリザルトに終わりました。
畑中キャプテンをエースに、小石／徳田／横塚というメンバーで臨みましたが、チーム右京は他チームに比べて人数でハンデを背負っており、レースでは苦しい展開を強いられ残念ながら表彰台を逃してしまいました。
しかしながら、後半戦に向けて良い調整ができたと思います。会場ではたくさんのファンの皆さまとふれあうことができました。応援に来てくださった皆さま、温かいご声援ありがとうございました。
「片山右京 DREAM REVIEW 」 では、みなさんからのメールやお手紙を募集しています。
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