オリンピック期間中、文化放送飯塚治アナウンサーが感じたトリノの様子を現地からお送りするトリノ日記です。
寒さも吹き飛ばすほどの、現地の熱気を感じてください!
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2月26日(日)  閉会式です!

炎で始まった雪と氷の祭典は、またまた炎でこれでもかと盛り上げると、
最後は美しいウェディングドレスの白で、その炎を消して終わりました。
トリノに来る前、はじめて見る冬の競技をどうレポートすべきかということと、
パソコンのモバイル能力が、ゼロに近かった私としては、果たしてどうなることやらの思いで一杯でした。
特に、パソコンはメールアドレスも持っておらず、
インターネットもほとんど使えず、まして、デジカメで撮った画像を送ることなど夢のまた夢。
さらに、インタビュー素材をパソコンに取り込んで送信するなんて、???でした。。。

しかも、直前には、プロバイダー先に支払いをすることを忘れており、いえ、
支払い義務があることを認識しておらず、使用を止められるアクシデントに見舞われ???
(当たり前だの声を多数受けましたが、本当に知らなかったです。電話料金と一緒に引き落とされると思ってました。)
不安の極致に陥りましたが、技術部の皆様をはじめとした温かいご指導により何とか、
日本に、音声素材と画像を送ることができました。
この場を借りてお礼を申します。本当にありがとうございました。
今も、決まったことしかできませんが、少しはパソコンを使えるようになったことをご報告して、
日記の終わりとさせて頂きます。私の、拙い文章と画像で少しでもトリノの雰囲気を味わってもらえてましたら、幸いでございます。
皆様、本当にありがとうでした。。。


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア!!!
「聖火の炎おおきすぎませんでしたか???」

一説には、環境保護団体から、大きすぎる炎にクレームがついたものの、
小さくして、消えてしまったら大変だから、まあ、このままでいいか・・・となったとか。。。
噂の真偽は分かりませんが、油田の炎のように大きかった気が致します。。。


2月25日(土)  大会15日目です!

男子も頑張りました。
アルペンでは皆川賢太郎選手が4位。 ショートトラックでは寺尾悟選手が5位。
荒川選手の金メダルの後、負けじと男子も頑張りました。。。
特に、アルペン皆川選手は3位と0.03秒差、100分の3秒は誤差の範囲と
言えるほどの差。
凍るように冷たい空気の中を、切り裂くように滑り降りてきた皆川選手。
大怪我からの復活、そこには、競技への情熱とあきらめない気持ちが大きかったと思います。
今回のオリンピック、初めて経験する大きな壁に跳ね返される選手が多かった中で、かつて、大きな負けを味わいながらも、あきらめることなく競技を続け、
そして、笑顔を勝ち取った選手も多くいました。
荒川静香・岡崎朋美・及川祐・皆川賢太郎・カーリング女子チームなど。。。
4年後のバンクーバーで、あるいは、その先のオリンピックで、あきらめざる者たちの、ついに勝ち取った笑顔を見ていたいと
思いました。


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア!
「なんで、ずっと喋っているのですか???」

アルペンの会場からの帰りのバス。
ズーーーーーーット喋っていたイタリア人3人組み。
一体何をそんなに話すことがあるですか???
2時間くらいズッとですよ!!!
「お喋りな男は嫌われる」こんな言葉はないのでしょうね。。。
うるさくて、全然寝られませんでした。。。。


2月23日(木)  大会13日目です!

生まれて初めて、金メダルを見てしまいました。
トリノに来て16日目(長かった・・・)ついに、金メダルを見ちゃいました。
女子フィギュア荒川静香選手、その細い首にかけられた金メダルは
彼女の顔が映る程の光沢と輝きを放っておりました。
それにしても、スルツカヤとコーエン勝つなんて。
勝てばいいなと願ってはいても、本当に現実のことになるとは。。。
イタリアのテレビでも何度も何度も放映されておりますが、新聞の一面まで
飾っていました。
これは、極めてめずらしいことだそうで、サッカー以外の記事が一面になることも珍しいことならば、まして、日本人のことが一面で取り上げられることは、
まず、ありえないそうです。。。

それだけ、荒川選手の舞に、イタリアの皆さんも感動したのだと思います。
それにしても、完璧の美を誇るスルツカヤとエンターテイメント大国アメリカの申し子のようなコーエンに勝つとは。。。。
そして、滑走中の凛とした表情も素敵でしたが、
インタビューで見せてくれた気恥ずかしそうな笑顔もまた、素敵な女性でした。。。
金メダルおめでとうございます。。。。


☆おまけです。。。。ここが不思議だイタリア???
「なぜ、天気予報のお兄さんは軍服のような格好で天気予報をするのですか?」

予報の確立は見ているとかなり高い気予報。
でも、なぜ軍服のような警察官のような格好で、お天気を伝えるのでしょうか???
テレビの前で不思議がってますです。。。



2月22日(水)  大会12日目です!

女子フィギュアのショートプログラムから、一夜明けたこの日、
選手たちもさすがに疲れからか、午前の練習はキャンセル。
午後からの練習のみがほとんどでした。
安藤美姫は4回転ジャンプに何度もチャレンジし、
荒川もコンビネーションジャンプを繰り返し、
逆襲に燃えるスルツカヤも情熱的にラテンの曲で舞。
それぞれが、明日のフリーの演技に向け最終調整を行いました。
ただ、一人を除いて。
そうです!!!
サーシャ・コーエンがまた練習をサボりました!!!
実は、昨日のショートプログラム当日も練習に顔を出さず、
「あれ、体調でもわるいのかな?」
と心配したのが、やんなるくらいのあの滑り。
そして、昨日の今日も練習に来ず!!!
練習嫌いとして有名とはいえ、普通オリンピック本番前の練習はしますよね。
スルツカヤもきっと「コーエン練習に来なさいよ!」と思っているはず。
でも、コーエンは「今更、練習なんて!」と思っているはず。


☆今日ばかりはそこが不思議だ!!!サーシャ・コーエン
「今更練習なんて!」今日も、練習さぼりました。。。
コーエンは公園で遊んでるのかな???


2月21日(火)  大会11日目です!

女子フィギュアスケート、ショートプログラムがいよいよ行われるこの日、
夜に備えての早朝練習が安藤・荒川・村主の順で行われました。
ちょうど、安藤美姫の練習時間にその人はやってきました。
イリーナ・スルツカヤ。
金メダルの大本命、ロシアの女王はパラベラ競技場の2階席通路に、少し、スケート靴を無造作に持ち、
ロシアチームの白いダウンを着たまま、さながら、リンクで滑るほかの選手を見下ろすかのようにしばらく立ち止まっていました。
ショートカットの黒い髪、透き通るような白い肌、そして、可愛らしい顔立ち。 しかし、そこに漂うのは、強い気。
圧倒的な存在感を残し、スルツカヤは通路に消えました。
8時45分から始まった練習は、荒川静香と同じ組。
一瞬リンクで二人が交差することはあっても視線を合わせることはありませんでした。

ソルトレークは銀メダルに終わったスルツカヤ。
女王は一人で十分。 そんな言葉すら聞こえてきそうな彼女の滑り。
舞姫たちの戦いが始まりました。


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア???
「まっすぐいって右だよ。」といいながら、指していた手を右ではなくひくのは何故ですか???

マクドナルドはどこ? と尋ねたところ、親切に教えてくれたイタリアのおじいさん。
まっすぐ進んで右といいながら、何で逆戻り、ユーターンするしぐさをするのですか?
ちゃんとたどり着きましたけど、不思議でした??? ありがとうです。。。


2月20日(月)  大会10日目です!

月曜日の深夜、「星井七瀬の恋愛シュミュレーション」でおなじみのなっちゃん。
星井七瀬さん出演の映画「シムソンズ」。 もうご覧になりましたでしょうか?
ずばり、青春カーリング映画。 トリノに来る前に、一足先に試写会で見てきましたが、カーリングのルールから魅力全て丸分かり、笑いあり涙ありの本当に
面白い映画なのです。
そのカーリングにかける日本女子チーム、この日はイタリアに逆転勝ち、
そして、準決勝に望みをつなぐスイス戦、序盤からリード許す苦しい展開も、
粘りに粘り大いに見せ場を作りましたが、残念ながら敗れてしまいました。
しかし、爽やかな笑顔と試合後の会見で見せた涙、そして彼女たちの残した

「いい仲間、いいメンバーとともに戦えたことに感謝します。」

という言葉はチームスポーツのすばらしさを物語っていました。
ちなみに、なっちゃんの役は、林弓枝選手をモデルにしているとのこと。
林さんも日本に帰ったら、「シムソンズ」必ず見ますとおっしゃっておりました。
どうぞ、皆さんもカーリングで得た感動冷めやらぬうちに、映画館に足をお運びください。
ちなみに、彼女たちのふるさと、北海道常呂町では、学校の体育の授業でもカーリングをするそうです。
へ〜〜〜〜〜〜〜


2月19日(日)  大会9日目です!

朝から随分天気が悪く、寒いなと思っていたところ、トリノに来て初めての
雪の日になりました。
メダルが取れないままに、オリンピックも後半戦に入ってしまった日本選手団にとっても、 せめて天気ぐらいはいつもと変わらず晴れやかであればいいのに…
ピザ、リゾット、パスタのローテーションにも飽きてきたし・・・
フィギアの練習に行けば、雨に濡れるし・・・
共同記者会見では、安藤選手は泣き出すし・・・
雪道を歩けば靴はグズグズになるし・・・
長い大会こんな日もあるかと思いつつ、明日また出直します。。。。
グズグズな日記になってすみませんです。。。
メダルが見たいいいいいいい!!!!


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア???
「雪の日に、半そででいるのは寒くないのですか?」

暖房が効いた室内だからって、半そででいるのはどうなのですか?
しかも、そのまま、外に出てタバコを吸ってるし、、、
見ている僕が風邪引きそうです。。。


2月18日(土)  大会8日目です!

4回転ジャンプを見てしまいました!!
この日の安藤美姫の公式練習は、ダイナミックな滑りと躍動感に満ち溢れたジャンプ。
そして、手だけで、指先だけでの表現。
直線的な動きが目立つ安藤選手が、細やかな演技をも求める、そんな姿が見られました。
そして、練習時間も残り少しになった時。
出ました、そして、見てしまいました。
4回転!!!

軽やかに、いとも簡単に跳び、着地もやさしくリンクに舞い降り、居合わせたイタリア人からも拍手が起こりました。
荒川選手とジャージの大きさをめぐりにこやか談笑する場面もあり、楽しげに笑う安藤選手。
舞姫がいよいよ跳びます。


2月17日(金)  大会7日目です!

日本期待の女子フィギアまで、後4日。 この日、荒川静香選手の公式練習の取材に行ってきました。
スラリと伸びた長い手足に、外国人選手にも見劣りしないスタイルの良さ。
そして、何よりも、美しく伸びやかなスケーティング。
両腕を広げて滑走するさまは、さながら、翼をひろげた美しい鳥が舞うかのようで、女王の名の通りでした。
若い選手達が、「オリンピックを楽しみたい。」そう発言するなか。
荒川選手の黙々と滑り、コンビネーションジャンプを繰り返し、繰り返しする姿
からは、あくまでも、勝ちにこだわる、メダルにこだわる、必死さを感じました。
ショートプログラムまで、後4日。
その演技の出だしは、荘厳な曲にのって畏怖の念を抱くほどの迫力ではじまります。


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア???
「トイレの場所を示す、男性・女性の表示の絵、どうしてそんなに足が長いのですか???」

日本人に比べて、足が長いのは認めますが、そんなにトイレの絵から、
誇らしげに長く書かなくてもいいのに、、、長すぎますよね。。。


2月16日(木)  大会6日目です!

三位一体。この言葉がぴったりな競技がトリノオリンピックから加わりました。チームパシュート。
三人一組でスタートして、最後の選手のタイムで競う新種目で、強いチームであればあるほど、不思議と三人の動きがシンクロして見えました。 前日、相手チームのまさかの転倒で、勝ち残った日本チーム。 この日の三位決定戦では、ロシア相手にリード、
銅メダルへの夢が広がり、いよいよ勝負の後半戦。 ところが、その矢先のアクシデント。 大津選手が転倒。 日本のメダル獲得はまたしても、なりませんでした。

「最初の先頭交代で、田畑さんのスピードに驚いてしまって、2度目の時に焦って自分の足と足がぶつかって転んでしまいました。
チームスポーツ、本当に皆に申し訳ありません。」と、話した大津選手。
リンクでは、号泣する姿も見られましたが、メンバーと一緒に、きっぱりとした表情に戻ってました。
箱根駅伝のランナー達の、「陸上という個人競技において、駅伝は唯一、喜びを皆と共有でき、悔しさもまた、共にできる。
喜びは、皆の数だけ倍になり、悔しさは皆の数だけ軽くなる。それが魅力ですね。」という言葉を思い出しました。
ただ、本当に、あと少しで、喜びを倍にできるところでした。


☆おまけです。。。ここが不思議だイタリア。。。。
「どうして、真冬に、ベッドの布団が、薄い毛布一枚なのですか???」

メデイア村の居心地はいいのですが、どうして、薄い毛布しかないのですか?
本当に、寝るとき寒いです。寒がりの私は、ロングのダウンを掛け寝てます。
イタリアの人は寒くないのですか???


2月15日(水)  大会5日目です!

安藤美姫選手の公開練習と会見取材のため、
イタリアの指折りの高級リゾート地、クールマイヨールに行ってきました。
モンテビアンコことモンブランが見られるということで、どれだけの雄大さか、
どれだけの美しさか、堪能しようと楽しみに、
かなり楽しみにしていそいそと出かけましたが、何だか、朝から曇り空。
トリノから、160キロ離れたクールマイヨールはまた天気も違うだろうと、
おっとり構えていたところ、目の前に広がるは、
しんしんと降る雪。 100メートル先も見にくい程の、雪が降っているでは
ないですか。。。
結構、落ち込みました。
ちなみに、安藤選手はモンブランをバックにモンブランを食べて頑張っているそうです。。。

もちろん、そんなことはありません。。。


☆おまけです。ここが不思議だイタリア。。。
「路駐をするのに、どうして道路の真ん中に止めるのですか?」

びっくりしました。 歩道側ではなく、中央車線よりに路駐してます。 どうやら、歩道側は路面電車が、走っているからだそうです。
それにしても、道路の真ん中に止めるのは???


2月14日(火)  大会4日目です!

「オリンピックに魔物なんかいなかったです。」

そう話したのは、女子500メートルスピードスケート・吉井小百合選手。
彼女が感じたのは、魔物ではなく、まぎれもない力の差でした。

「筋肉、パワー、滑り、精神力、全てでまだまだでした。」

さらに他の選手の勝ちたいというレースへの思いを、何よりも強烈に感じたそうです。

今回の日本人選手は総じて、若い選手が多くそろってます。
21才の吉井小百合選手が感じたことは、若い日本の選手たちの偽らざる気持ちなのかもしれません。
そして、もう一つ、オリンピックを終えての気持ちを語ってくれましたが、

「一日、一日を大切にこれからの4年間をやっていきたい。」

とのこと。 リンクを出るときには、必ず、深々と頭を下げる真摯な吉井選手は、きっと時間を大切に過ごしていくことと思います。


☆おまけです。ここが不思議だイタリア。。。
「どうして、エスカルゴ本があるのですか?」

食料品店に瓶詰めのエスカルゴがおいてあるのは、良しとして、図解入りの、相当なハードカバーのエスカルゴ本には、驚きです。
そんなに、エスカルゴについて知りたいのでしょうか?


2月13日(月)  大会3日目です!

スポーツに 「たられば」 は禁物と言われますが。
でも、もし500メートル男子スピードスケート・加藤選手の一本目。
前の組が、転倒していなかったら。 リンクの補修に時間がかからなければ。
加藤のレースが待たされなかったら。
加藤の初めてのオリンピックの結果は違ったものになっていたように思います。

巨人上原投手が 「人の集中力なんて、たかがしれている。
試合の何時間も前から緊張しててもしゃあない。
初回のマウンドに上がる直前、ラインをまたいでからスイッチをいれればいいねん。」 と話してくれてたのを思いだしました。
恐らく、世界記録を21才の若さで出した加藤選手も、レースへの気持ちのもっていきかたが、非常にうまい選手なのだと思います。
しかし、初めてのオリンピック。 メダルの期待を一身に受ける加藤に、レースの中断はスピード競技にはつきもの。
一本目のタイムに影響はない。 というのは、あまりに酷なことと思えてなりません。
もし、加藤がそのまま、スタート出来ていたら。。。


☆おまけです・・・ここが不思議だイタリア。。。
「中華料理屋さんの焼きそばの麺が、なぜパスタなのですか???」

でも、意外と美味しかったです。 でも、パスタを使うのはどうなのでしょうか???


2月12日(日)  大会2日目です!

メディアバスに揺られて2時間半。美しいアルプスの山々が見えるバルバドッキアと言うところにハーフパイプの会場はありました。

メダルの期待もあったこの競技。 残念ながら全員予選落ち。 何で、まさか? の思いで一杯になりました。
ただ、国母選手は競技後、さらっと話をしてくれ、「また、ショーンと滑ろうね」と言って別れてきましたとのこと。
世界が舞台の彼からすると、オリンピックも大きな大会の一つに過ぎないのかもしれません。
オリンピックだけが、世界ではない。 もちろん、それも、しかり。 ただ、そのオリンピックで勝つことの難しさ、そして、
勝ちたいと思ったのも、負けた彼に他ならないと感じました。

4年後はメダルをかけて、ショーン・ホワイトに 「また、滑ろうね。」 という国母選手の姿が見てみたいです。


2月11日(土)  大会初日です!

惜しくもメダルに届かなかった女子モーグル上村選手。
本当に残念でしたが、様々な思いをぐっとこらえてインタビューに答えてくれました。

4年間の積み重ねが、わずか30秒で終わってしまう、モーグルという競技。
しかも、3度目のオリンピックが終わったばかりにもかかわらず、丁寧に、
誠実に、答えてくれる姿からは、余計に、彼女の悔しさ伝わりました。
ただ、敢然と世界に挑んでいった気持ちは、この後に登場する日本人選手の
大きな励みになったと思います。
しかし、アルプスの山々を背に、あの急斜面を滑り降りてきた選手は、本当に小柄な女性でした。
4度目のオリンピック、バンクーバーでも、上村選手の滑りを見たいと思いました。


2月10日(金)  いよいよ開幕!!

燃えるヘルメットをかぶって疾走するスケーターに、F1の登場、これでもかと
イタリア的芸術演劇も加わり、
圧倒的なボリュームで行われたトリノオリンピックの開会式。
大変長く、そして、寒かったです・・・
しかし、各国入場の際のイタリアの皆さんのどの国に対しても起きる温かい
拍手は平和の祭典にふさわしいものでした。

いよいよ明日から競技が始まります。日本選手もトリノの皆さんの拍手に
後押しされて頑張ってくれると思います。
それにしても、オリンピック規模の開会式の前説を目の当たりにしたのも初めての経験でした。。。


2月9日(木)  開会式会場に行ってきました!

開会式が行われるスタジアムに前日取材と称して行ってまいりました。
横浜の国際競技場に似た外観も、中のステージはかなり大きく両サイドには
やぐらを思わせる構造になっており、さすがに圧倒されました。
さらに、大きなステージセットの中心部分後方には、高さ57メートルと言われる、聖火塔の頭も見え、本番の時には、さながらステージが炎に包まれる感じになるように見えました。
日本はジャマイカの後に、入場する予定ということで、一体どんな盛り上がりになるのか楽しみです。

それにしても、昼間の最高気温が12度。冬のオリンピックなのに、春を感じる陽気だった今日、明日当日もこのくらい暖かければ
いいなあと思ってしまいました。
少し、日に焼けたかもしれません。


2月8日(水)  トリノに到着しました!

イタリアの古都と称されるトリノに到着いたしました。
成田を発ってからおよそ18時間、かなりかかったなの思いもありますがやってまいりました。

お湯が出ない、カーテンレールが落ちる?などいろいろ言われる、メデイア村
にも入りました。
信じられないくらい熱いお湯の洗礼にもあいましたが、親切で、可愛らしい
イタリアの皆さんに案内されたと思えば我慢、我慢、といったところです。

4年に一度のオリンピック。その一瞬に、4年間の全てをかける選手の思いを少しでも伝えられたらと思います。
開幕まで本当にあと少し・・・早く始まらないかなと思いつつ、目の前の建設中の建物は一体いつ完成するのでしょうか?

これが、イタリア人らしさとうなずきながら、お休みいたします。
明日は、街の様子をレポートします。