DHC Presents 神保美喜のTea Lounge

4月28日　ビューティー・ラボ　神保美喜　私のお気に入り

このコーナー、毎月最後の週は、「神保美喜・ビューティ・ラボ～私のお気に入り」です。
今週のお気に入りは、「ぬいぐるみ」
物心つく前からそばにいて、別れと出会いを繰り返し、仲間が増え、
大切な「お気に入り」になっていく‥。ぬいぐるみは数あるアイテムの中でも、珍しい存在だと思っています。

ぬいぐるみというと真っ先に思い浮かぶのが、テディベア。
アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトのニックネーム「テディ」にちなんだこのクマのぬいぐるみは、約150年の歴史を持つドイツのシュタイフ社で1902年に誕生しました。
今や世界中で愛されています。月日を経て、ぬいぐるみは単なるおもちゃや趣味の域を超え、持ち主の心が伝わる特別なものとしての存在価値を持つようになりました。たった一つを大切にすることもあり、家族、仲間と呼んで数の多さに楽しみを求めたり、飾ったり、持ち歩いたり、その人の生活、ひいては人生にまで大きな影響を与えていると言っても言い過ぎではないと思います。

種類、素材、大きさも様々なぬいぐるみ。最近の私のお気に入りは、おなかの部分にカイロや保冷剤を入れられるもの。抱きしめると暖かく、ひんやり。抱き心地とともに安眠のお供です。ぬいぐるみの持ち主は子供や女性ばかりではありません。
ローワン・アトキンソン主演の「ミスター・ビーン」、大好きなのはクマのぬいぐるみ。映画「テッド」では成人した男性が子供の頃からそばにいるテディ・ベアが主人公。どちらも男性のお気に入りアイテムになっています。

先日お亡くなりになった、日本を代表する有名な作曲家の愛用品は、クマのぬいぐるみ。仕事先で見つけたそのぬいぐるみを、数十年間どこへ行くにも手放さず、語りかけ、可愛がっていたそうです。
「お前にしかわからないよなあ」というやりとりが聞こえてきそうですね。

ぬいぐるみ、優しい心と癒しを与えてくれる「お気に入り」です。

神保美喜

カテゴリ：Favorite 2018.04.28